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ファルコンズと1年契約を締結する意向の元レイブンズDEキャンベル

2023年03月30日(木) 11:06


カライス・キャンベル【AP Photo/Nick Wass】

アトランタ・ファルコンズは攻守両面で再編を続けている。

ファルコンズがフリーエージェント(FA)のディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルと1年契約を締結する意向だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(水)に報じた。

プロボウルに6度選出された経歴を持つキャンベルは、37歳のシーズンを迎えようとしているが、今もなおディフェンシブラインで堂々とした存在感を発揮し、チームに大きく貢献できる選手だ。

キャンベルにとって、今季はNFLキャリア16シーズン目にあたる。これまでアリゾナ・カーディナルスやジャクソンビル・ジャガーズ、ボルティモア・レイブンズでプレーしてきたキャンベルは、キャリア通算で227試合に出場し、サック100回、フォースドファンブル16回、タックル809回、タックルフォーロス165回を記録してきた。この3シーズンを過ごしていたレイブンズからは3月13日にリリースされている。

フィールドで成果を残すだけではなく、2019年ウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたキャンベルは、昨季にリーグ内で下位に沈み、ライアン・ニールセンを新守備コーディネーター(DC)として迎えた若手ぞろいのディフェンスに、揺るぎないベテランの存在感ももたらすだろう。

負け越しが続いているこの5シーズンの間、ファルコンズ守備陣は平均して被得点で24位、被ヤードで26位となっている。

セーフティ(S)ジェシー・ベイツ三世やディフェンシブタックル(DT)デービッド・オニエマータなど、今オフシーズンに加入した他の経験豊富な選手とともに、キャンベルはチームを一変させるような影響を与えられるはずだ。それにより、刷新されたファルコンズ守備陣は容赦のない攻撃をしかけるオフェンスに匹敵する力を発揮できるようになるだろう。

新戦力の獲得が功を奏せば、昨季に1位と4位が1ゲーム差となったNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区で、ファルコンズは好位置につけるはずだ。

キャンベルが新天地でチームをトップに返り咲かせることができるかはまだ分からないが、彼がその過程で何人かのクオーターバック(QB)を倒すのは間違いないだろう。

【RA】