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“我慢強くはない”もののQBロジャースのトレードを“楽観視”しているとジェッツオーナー

2023年03月30日(木) 11:11


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Morry Gash】

現地3月29日(水)を迎えてもなお、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは本人の意思とは裏腹にグリーンベイ・パッカーズに残留している状態だ。

ロジャースのニューヨーク・ジェッツへの移籍は、いずれ実現するだろう。ただ、ジェッツファンには少しばかり辛抱強さが必要になるかもしれない。

ジェッツのオーナーであるウッディ・ジョンソンもそのうちの1人だ。

『The New York Post(ニューヨーク・ポスト)』によると、ジョンソンは火曜日にフェニックスで行われた年次リーグミーティングの場で「われわれは心配していると思う」と述べたという。「気がかりではあると思う。われわれは前を向いているし、楽観的だし、計画もある。計画どおりに進めていこうとしている。誰も過呼吸にはなっていないと思っている」

ロジャースは3月15日に出演した『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』で、ジェッツにトレードされることを期待しているとマカフィーに明かした。ロジャースをうまく口説き落としたジェッツは、MVPに4度輝いたことのある彼にニューヨークで次の展開を迎えるべきだと確信させたのだ。あとは、ロジャースを希望の移籍先に送り込むトレードを実行するだけとなっている。

しかしながら、ロジャースの発表から2週間が経過した現在も、予想されている契約についてはほとんど動きがない。その妨げとなっているのは、適切な対価を定める際に合意点を見出せないことだろう。

39歳のロジャースは近年、引退をちらつかせていたため、ジェッツへの移籍はスーパーボウル制覇という1つの目標を達成することを念頭に置きながら1年限りのものになるのではないかと多くの人が考えている。ジョンソンは以前から、クオーターバックはチームに欠けているピースであり、それが満たされればスーパーボウルを狙えるチームになれると考えていると語っていた。

ジェッツの中では、ロジャースはそのピースにあたるのだろう。しかし、彼に1年以上プレーするつもりがないのであれば、パッカーズがグリーンベイの伝説の選手の見返りとして大きな対価を得るのは難しくなるはずだ。

現時点で、両者はロジャースの価値についてまだ合意に至っていない。いずれは落としどころを見いだし、取引を実行すると予想されている。とはいえ、本人が火曜日に語っていたように、ジョンソンはすでにじれったさを募らせている。ジョンソンはチームの目の前にチャンスがあると見ており、ためらうことに興味はないようだ。

「私は我慢強いタイプではないのだ。本当に」とコメントしたジョンソンは「われわれは勝たなければならない。勝利のビジネスをしているのだから、今すぐ勝たなければならないのだ。私は23年前にも同じことを言っている」と続けている。

【RA】