タイタンズGMカートンがRBヘンリーに関するトレードのうわさを否定、「私たちは良い状態だ」
2023年03月30日(木) 13:04テネシー・タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)ラン・カートンは今オフシーズンにランニングバック(RB)デリック・ヘンリーを積極的に売りに出すという考えを否定している。
『ESPN』のターロン・ダベンポートによると、カートンGMは現地28日(火)に年次リーグミーティングの場で「新しい報告は特にない」と述べ、こう続けたという。「誤った報道が出ている。デリックの代理人であるトッド(フランス)とは話をしており、私たちは良い状態だ。だから、そこから新たに報告することはない」
「デリックがトレーニング場所で猛烈にトレーニングしているのは知っている。場所は知っているが公にはしない。だが、デリックはデリックになろうとしている。彼は離れた場所で自分の時間を過ごし、準備を整えるためにやるべきことをやろうとしている。だから、私たちは良い状態だと感じている」
NFLスカウティングコンバインの後、タイタンズがヘンリーを売りに出そうとしているとの報道があった。一方、別の記者はタイタンズがヘンリーを動かそうと努力しているのではなく、受動的に電話に対応していると報じていた。
これからの数カ月で状況が変わる可能性はあるが、トレードするという考えをわざわざ否定したことを踏まえると、カートンGMはラッシングチャンピオンに2度輝いたヘンリーをタイタンズにとどめておくつもりなのだろう。
見方を変えると、2023年に1,050万ドル(約13億9,258万円)を受け取る予定で契約最終年を迎える29歳のランニングバックに、多額の資本を投じようとするチームはあまりないのだろう。多くのヤードを稼ぐことができ、2022年シーズンにはリーグで最多のキャリー349回を記録したヘンリーは、新契約を望んでいる可能性が高い。
タイタンズはカートンGMの下ですべてをリセットし、一からやり直す可能性のあるチームとしてオフシーズンを迎えた。主にオフェンシブラインを改善するために、すでにいくつかのアップグレードが行われたが、重要な選手(ヘンリーやクオーターバック/QBライアン・タネヒル)はまだチームに残っている。
ドラフトが終了するまで、カートンGMはメディアに対応するたびに現在の体制に関する質問を受けることになるだろう。単純に、新しいボスが就任すればそのようになるものだ。
【RA】