QBプレスコットと“時間を割いて”インターセプトを振り返ったとカウボーイズHCマッカーシー
2023年03月31日(金) 09:392022年シーズン、ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットは12試合しか出場していないにもかかわらず、ヒューストン・テキサンズに所属しているキャリア2年目のQBデイビス・ミルズと並び、NFLで最も多い15回のインターセプトを喫した。
今週に行われた年次リーグミーティングの場で、2023年にターンオーバー数を減らすことを決意しているカウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは、プレスコットと共にインターセプトがどのようにして起こるのかを振り返る時間をとったと明かしている。
チーム公式サイトによると、マッカーシーHCは現地28日(火)に「間違いなく、時間を割いた」と述べ、こう続けたという。「彼は(今月に)キャプテンのワークアウトに参加した。そこで彼は(QBコーチの)スコット(トルジーン)や私と共に4時間ほど過ごした。そして、彼の意思決定の機会やインターセプト、インターセプトを喫していた可能性のある場面について振り返り、ただひたすら話し合った」
プレスコットはさまざまな場面でインターセプトを浴びている。ミスコミュニケーションもあれば、ワイドレシーバー(WR)のルートミスや落球、単純なクオーターバックの判断ミス(シーズン第18週のワシントン・コマンダース戦など)もあった。
マッカーシーHCはコーチングスタッフの交代により、プレスコットがキャリアの次のステップに進む後押しができると考えている。これまでにケレン・ムーアの後任としてブライアン・ショッテンハイマーが攻撃コーディネーター(OC)に、ダグ・ナスマイアーの後任としてトルジーンがQBコーチに就任している。プレーコールを担当する予定のマッカーシーHCも、2023年にはオフェンスミーティングにより深く関わることになるはずだ。
マッカーシーHCはインターセプトの評価について「健康的なものだ」と語った。「ダグはクオーターバックたちと素晴らしい仕事をしたと思う。だが、ルームの様相は異なったものになるだろう。新しいコーチが入ればそうなるものだし、スコットにとっても新しい機会となるはずだ。しかし、ブライアンと私はほとんどフルタイムでそこにいることになるから、彼らもその環境を整えていくことになる。とはいえ、かなり流動的なものだろう」
カウボーイズはムーアの指揮下で大量に得点を挙げられる、火力のあるオフェンスを展開していた一方で、苦戦を強いられる場面もあった。また、プレスコットのインターセプトも問題となっている。マッカーシーHCの解決策――少なくとも、今オフシーズンに言葉にしている部分――は、ランゲームをより多く展開することだ。それはインターセプトの数を減らすことにつながるかもしれないが、オフェンス全体の爆発力を低下させる可能性もある。それによって2023年にカウボーイズがより良いチームになるかは疑問だ。
インターセプト数を減らすことに加え、ここ3シーズン中2シーズンのように多くの試合を欠場しなければ、プレスコットはカウボーイズ攻撃陣に貢献できるだろう。
「私の目標はダックが次の年に20試合に出場することだ」と話しているマッカーシーHCは「彼が次の年に20試合に出場すれば当然、私たちは自分たちの望む場所にいることになる」と続けた。
【RA】