Sキアヌ・ニールがスティーラーズと2年契約へ
2023年03月31日(金) 11:29ピッツバーグ・スティーラーズが元ドラフト1巡目指名選手を別の1巡目指名選手と交代させようとしている。
現地30日(木)、スティーラーズがベテランセーフティ(S)キアヌ・ニールと2年契約で合意したと、ニールの代理人であるデビッド・キャンターが『Twitter(ツイッター)』で発表した。
アトランタ・ファルコンズから2016年ドラフトで彼らが持つ最初の指名権を費やして獲得されたニールは、ルーキーでありながらチームが第51回スーパーボウルに進出する過程で重要な役割を果たした。2シーズン目にはプロボウルに選出され、当時ヘッドコーチ(HC)を務めていたダン・クインが率いるディフェンスでプレーメイク能力を持つセーフティとしての地位を一気に確立している。
それがニールにとってはピークとなり、その後の2シーズンでは複数のケガに悩まされていた。2020年シーズンには15試合に出場したが、そのシーズンを最後にファルコンズを離れている。2021年にはダラス・カウボーイズでクインと再会を果たしたものの、わずか1シーズンでタンパベイ・バッカニアーズに移ることに。昨シーズンはバッカニアーズで17試合に出場(8試合に先発出場)した。
かつては将来を嘱望される若きスターと見られていたニールだが、近年はその地位が低下している。今オフシーズンにフィラデルフィア・イーグルスと契約した元1巡目指名選手のSテレル・エドムンズに別れを告げたスティーラーズで、ニールは新たなチャンスを見つけるだろう。
ファルコンズ時代にチームメイトだったSダマンテ・ケイジーはストロングセーフティとして、フリーセーフティ(FS)ミンカ・フィッツパトリックと共に先発する予定だ。つまり、ニールは2022年に日和見主義で有名だったスティーラーズのディフェンスで、プレータイムをかけて競わなければならなくなる。いずれにしても、ニールはスティーラーズ守備陣のデプスを強化するはずだ。ニールはプロ8年目のシーズンでさらに多くの成果を残したいと望んでいるだろう。
【RA】