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2022年ドラフト全体1位指名選手であるOLBウォーカーの成長に期待するジャガーズHCペダーソン

2023年03月31日(金) 13:05


ジャクソンビル・ジャガーズのトラヴォン・ウォーカーとテネシー・タイタンズのデリック・ヘンリー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

2022年にジャクソンビル・ジャガーズがどん底から頂点へ上りつめたのには多くの理由があった。

ダグ・ペダーソンをヘッドコーチ(HC)として採用したのは最も重要だったと言えよう。また、高額契約で手に入れたフリーエージェント(FA)が流入したことで、才能が開花したのも確かだ。しかし、2021年NFLドラフト全体1位指名を受けたクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスの台頭も同様に不可欠だった。

ジャガーズが成功を維持するためには、2022年ドラフト全体1位指名選手の台頭も極めて重要になるだろう。その実現を願っているペダーソンHCは、アウトサイドラインバッカー(OLB)トラヴォン・ウォーカーならそれができると信じている。

チーム公式サイトによると、今週に行われていた年次リーグミーティングの場で、ペダーソンHCはウォーカーについて次のように述べたという。「トレバーと同じように、私たちは上昇していくだけだろう? 彼はものすごく圧倒的なインパクトのある選手になれるし、オフシーズンに休養をとれるのも利点となるだろう。去年の今頃、彼は(ドラフト前)訪問と(NFLスカウティング)コンバインに参加していた」

「彼には今、回復し、癒やし、ウエイトルームに戻って自分の仕事に取り組む機会がある」

ジャガーズは2021年に3勝14敗だったところから、2022年に9勝8敗を収めてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンド進出を果たしたが、パスラッシュに関してはまったく変化がなかった。昨シーズン、チームとして35回のサックを挙げたジャガーズはリーグ内で26位タイとなっている。32回で27位タイに位置していた前年と比べてわずかに順位を上げただけだった。

それは明らかに改善が必要な部分だとペダーソンHCの目には映っているようだ。

「パスラッシュを改善しなければならない。第3ダウンでは特に、それが極めて重要だと思う」とペダーソンHCは語っている。

ウォーカーの台頭はその実現につながるかもしれない。ジョージア大学出身のウォーカーはNFLでのキャリア初戦でサック1回を記録したものの、最終的にはサック3.5回という成績でルーキーシーズンを締めくくった。

ペダーソンHCは「トラヴォンが2年目に次のステップに進むのを見たいだろう」とコメントしている。

2シーズン目に飛躍的な成長を遂げ、プロボウルに選出されたローレンスは、多くの人が予言していた通り、世代を超えた才能を発揮する存在となった。

ウォーカーがそれに続くことができないと考える理由はほとんどない。ペダーソンHCによれば、驚異的な成績を残したとは到底言えないものの、ウォーカーは1年を通して成長を遂げたという。ダイナミックなディフェンダーであるウォーカーは、身体能力とストレングスを生かして今後さらに活躍するはずだ。

「トラヴォンを評価しているポイントのひとつは、彼がいかに向上したかという点だ」と強調したペダーソンHCはこう続けている。「若い選手の中にはゲームの勉強方法を知らない者もいる。彼に勉強仕方や、何を見るべきか、誰を研究すべきか――このゲームの偉大なエッジラッシャーを見て、そこからどうやって学ぶか――を教えることができるし、彼には改善の余地がまだまだある」

【RA】