オーランド・ブラウンのライバル行きに大ショックを受けるチーフスTEケルシー
2023年03月31日(金) 23:38トラビス・ケルシーの感覚からすると、オーランド・ブラウンはまるでダークサイドに落ちてしまったように見えるという。
フリーエージェントになった左タックル(LT)のブラウンは、このオフシーズン中にシンシナティ・ベンガルズと長期契約を結び、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)内でカンザスシティ・チーフスのライバルとなっているチームにくら替えすることになった。
「キツいな。精神に来るよ。こいつはマジで。一番の親友が闇落ちするのを見ているみたいだ」とケルシーは先週、兄のジェイソンとやっているポッドキャスト『New Heights(ニュー・ハイツ)』で話したと『Kansas City Star(カンザスシティ・スター)』が報じている。
過去4度の対戦でベンガルズがチーフスを3回下していることをケルシーは挙げ、それだけに優秀なチームメイトがライバルに加わることは受け入れがたいと話した。
「キツいぜ。この2年ほどの間、俺たちはベンガルズを倒すのに苦戦してきたからな」とケルシー。「だから、感情的にいろいろな積み重ねがあってさ、憎しみとまでは言わないけど、ベンガルズにはつい嫌なイメージを持ってしまうんだ。対戦のたびに彼らにやられちまっている上に、そのことばっかり言い続けるんだ。だから、彼がダークサイドに行ってしまうのを見ているのは何とも言えない気分だよ」
「もちろん俺は彼に完璧な殿堂入りキャリアを送ってほしいと思っている。何が言いたいか分かるよな? OBには幸運だけを願っている。彼は最高のリーダーだった。フィールドの上でも外でも最高のチームメイトだった」
ブラウンと長期契約できなかったチーフスは一転してオフェンシブタックル(OT)ジャワーン・テイラーと契約を結んだ。
ブラウンのライバル行きにショックを受けるケルシーだが、彼が他の選手の高額報酬をうらやむことはない。
「そこに挙がったアンドリュー・ワイリー、カレン・ソーンダース、フアン・ソーンヒル、オーランド・ブラウン、ジュジュ(スミス・シュスター)といったみんながたくさん稼ぐのは見ていてうれしいよ」とケルシーは言う。
彼はパトリック・マホームズがチーフスのクオーターバック(QB)を務める限り、てんびんがたいてい自分たちの方に傾くことを知っているのだ。
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