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オフシーズン中にどれほどレイブンズ加入に“近づいたか”を明かすイーグルスCBスレイ

2023年04月03日(月) 09:07


フィラデルフィア・イーグルスのダリウス・スレイ【AP Photo/Chris Szagola】

フィラデルフィア・イーグルスのコーナーバック(CB)ダリウス・スレイは忙しいオフシーズンを過ごしてきた。

フリーエージェント(FA)期間を前にして、スレイはトレード追求の許可を取得。その数日後、クラブからの放出は目前に迫っている様子だった。しかし、スレイとイーグルスは1日がかりの話し合いの末、その日の夜に問題を解決することができている。そして、週の終わりにはスレイが3年の契約延長に合意してイーグルスにとどまることになった。

現地1日(土)、プロボウルに5回選出されたことのあるスレイは自身のポッドキャスト『Big Play Slay(ビッグ・プレー・スレイ)』でボルティモア・レイブンズに入団しそうになっていたことを明かしている。

「俺はほとんど、1人のボルティモア・レイブンになるところだった」と語ったスレイは次のように続けた。「そうなるところだったんだ、本当に。でも、俺は1人のイーグルでいたかった。自分とハウイー(ローズマン、ジェネラルマネジャー/GM)は何か答えを見つけ出せると思っていたから、イーグルのままでいたんだ。だけど、ボルティモア・レイブンズは最初に連絡をくれたチームで、俺が望んでいた通りの条件を提示してくれた。俺はイーグルスが同じことをしてくれたらイーグルスにとどまるつもりなんだと伝えた。あれは良かった。もうすぐレイブンになるところだった。別の鳥になりそうだったんだ」

CBマーカス・ピータースがフリーエージェントになったことを踏まえると、レイブンズがコーナーバックを必要としているのは理にかなっている。とはいえ、スレイはレイブンズではなくイーグルスの一員になることを選んだ。

32歳のスレイは昨季、イーグルスでレギュラーシーズンの全17試合に出場。イーグルスがスーパーボウル進出を成し遂げた中でポストシーズンの3試合でもプレーした。キャリア10年目だったスレイは、出場した20試合で合わせてインターセプト3回、タックル67回をマークしている。

2023年シーズン、イーグルス守備陣は少し様相が異なるはずだ。ディフェンシブタックル(DT)ジャボン・ハーグレイブがサンフランシスコ・49ersへの加入を決めた上に、セーフティ(S)のC.J.ガードナー・ジョンソンはデトロイト・ライオンズに、マーカス・エップスはラスベガス・レイダースに移ることになったからだ。

レイブンズに移籍しかけたものの、スレイは今後もイーグルスにとどまって仲間のCBグリーディ・ウィリアムスをサポートしていくだろう。クリーブランド・ブラウンズからやってきたウィリアムスはスレイやジェームズ・ブラッドベリーといったベテランコーナーバックに囲まれることになる。

スレイとの契約をまとめたローズマンGMは、来る2023年NFLドラフトに焦点を合わせていくだろう。ローズマンGMとイーグルスのフロントオフィスはドラフト初日に2人を1巡目指名する予定だ。

【RA】