「CBオクーダのトレードは“今やるべき”ことだった」と話すライオンズHCダン・キャンベル
2023年04月15日(土) 17:37デトロイト・ライオンズは今週、元全体3位指名のコーナーバック(CB)ジェフ・オクーダをアトランタ・ファルコンズにトレードし、その代わりに5巡目指名権を手に入れた。
ライオンズは今オフシーズン、キャメロン・サットン、エマニュエル・モズリー、C.J.ガードナー・ジョンソンと契約し、セカンダリーをアップグレードした後、元1巡目指名選手と別れることを決意した。
現地13日(木)に『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に参加したヘッドコーチ(HC)のダン・キャンベルは、トレードの背景にある理由について語った。
キャンベルは『Pride Of Detroit(プライド・オブ・デトロイト)』を通して「われわれは、セカンダリーをアップグレードしたいと思っていたし、実際に今回のアップグレードに満足しているよ。サットンとモズリーを獲得し、その後フィラデルフィア・イーグルスからC.J.ジョンソンを獲得し、本当にそのエリアの強化に成功したように感じている。そしてジェリー・ジェイコブスがいて、ウィル・ハリスも戻ってきた。われわれは良いグループだし、われわれの補強はかなり良い感じだと思っている」とアイゼンに話した。
強化されたバックエンドでは、オクーダがデプススポットを争うことになると予測されていた。潜在的なCB4のために1,000万ドル(約13億3,825万円)のキャップヒットというのは、ライオンズにとって理にかなうものではなかった。
元1巡目指名選手のトレードでは、あまり資金を節約することができなかった。特にライオンズは、トレードを成立させるために彼の契約の最後の年の一部を負担すると報じられている。しかし、オクーダに新しいスタートを与えることはすべての当事者にとって理にかなっているとキャンベルは言う。
「われわれは、このタイミングでのこの決断がわれわれにとって、そしてジェフにとって最善だと感じている。新しい環境に身を置き、再出発させる。われわれのチームは本当に素晴らしいと思っていた。そして、ジェフには感謝している。ジェフはプロフェッショナルで、仕事場に来て、自分で奮起しようとしていた。昨年はケガから復帰して、“今、やるべきことはこれだ”と思ったんだ」
2021年、1試合に出場後アキレス腱を断裂したオクーダは、2022年シーズン初期にはしっかりとプレーし立ち直った。しかし、シーズンが進むにつれて、より多くのダメージを受けるようになり、苦戦を強いられるようになった。ライバル対決となったシーズン第18週のライオンズ対グリーンベイ・パッカーズ戦は、肘の負傷のため欠場した。
オクーダは魅力的な運動能力でNFLに入り、ランに対して意欲的にプレーする姿勢を見せたが、過去2シーズン、アーロン・グレン率いるライオンズのスキームにはあまりフィットしなかった。元1巡目指名選手と5巡目指名権を交換することになったが、ライオンズはこのオフシーズンにポジションをアップグレードするために効率よく動いた。オクーダは、再構築が進むファルコンズの守備陣において、同じ 2020年1巡目指名のA.J.テレルと良いペアを作ることができるだろう。
【AK】