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「その言葉は嫌いだ」とコルツの“再建”について話すDTディフォレスト・バックナー

2023年04月15日(土) 18:00


インディアナポリス・コルツのディフォレスト・バックナー【AP Photo/Matt Patterson】

インディアナポリス・コルツは今オフシーズンに新ヘッドコーチ(HC)を迎え、ドラフト後に新人クオーターバック(QB)を起用すると見られており、コーナーバック(CB)のスティーブン・ギルモアをトレードするなど、ベテラン選手を何人も手放した。

ほとんどの人々はコルツを再建中のチームだと考えているが、コルツのスターディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーにそう伝えてはいけないようだ。

バックナーは『Indy Star(インディ・スター)』を通して「俺はその言葉が嫌いだ。サンフランシスコでの俺のルーキーシーズン、俺たちは2勝14敗に終わりコーチが解雇され、代わりにカイル(・シャナハン)がコーチとなり、ロースターの大半が入れ替わった。新しい仲間を迎え、再構築には数年必要だった。俺たちはチームや文化、すべてを立て直したけど、俺はまだ若かったから、そんな厳しい時期を乗り切ることができたんだ。年を取ると、再建という言葉は絶対に聞きたくなくなるよ」と話した。

2023年にコルツで苦しいシーズンが待っている見込みにもかかわらず、バックナーはトレードされたくないと話す。コルツが今オフに彼の契約を再編したため、トレードの可能性はありそうもないのだが。

バックナーは今オフシーズンの間違ったうわさについて「俺がトレードされる、リリースされる、そんなような話はまったくなかったよ。人々はそういう見出しを作るのが好きで、クリックベイトみたいなものだ。俺はただ、それは面白いと思ったけどね」とコメントした。

29歳の彼が、バックフィールドに侵入して攻撃を混乱させることができる、NFLで最高のインテリアディフェンダーの1人であることに変わりはない。コルツが4勝12敗1分のシーズンから早急に立ち直るために、バックナーのような存在が道を切り開くだろう。しかし、もしコルツが苦戦する場合、両者は2024年にトレードまたはリリースによって別々の道を進むこともできる。2024年のバックナーの契約には保証金が残されていないのだ。

【AK】