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2023年シーズンに向けて「絶対にプレーオフに出たい」とライオンズWRセント・ブラウン

2023年04月17日(月) 10:42


デトロイト・ライオンズのアモン-ラ・セント・ブラウン【AP Photo/Seth Wenig】

デトロイト・ライオンズは特別な形で2022年シーズンを終えている。ライオンズは最後の10試合で8勝して9勝8敗の成績を残した。チームはNFLレギュラーシーズン最終戦でグリーンベイ・パッカーズ相手にランボー・フィールドで勝利を挙げるという番狂わせを演じたものの、プレーオフ進出は逃している。

ライオンズのワイドレシーバー(WR)アモン-ラ・セント・ブラウンは2023年シーズンにチームがその成功を再現できることを願っている。

「昨年は何試合か勝ったし、かなり調子のいい形で終えられたけど、俺は絶対にプレーオフに出たいんだ」とセント・ブラウンは『Detroit Free Press(デトロイト・フリープレス)』のデイブ・バーケットに述べている。「デトロイトという街もそれを望んでいるように感じるし、チームとしてもそれを強く望んでいる。だから、毎週、毎週、コンスタントに試合に勝てるようになるのが楽しみだ」

セント・ブラウンのプレーオフ進出に対するハングリー精神はライオンズに欠けていたものと言える。チームが最後にプレーオフ出場を果たした2016年はシアトル・シーホークスに敗れている。このプレーオフの試合ではラッセル・ウィルソンとマシュー・スタッフォードという、今はそれぞれ別のチームでプレーしている2人のクオーターバック(QB)が対戦した。ライオンズが最後にプレーオフで勝利を挙げたのは1991年のダラス・カウボーイズ戦にまで遡る。

昨シーズンに初めてプロボウルに選ばれたセント・ブラウンは106回のレシーブで1,161レシーブヤードとタッチダウン6回を記録し、いずれもキャリアハイをマークした。

昨シーズンにNFLで最も多くのラッシングタッチダウンを決めたランニングバック(RB)ジャマール・ウィリアムスがニューオーリンズ・セインツと契約したものの、攻撃コーディネーター(OC)のベン・ジョンソンが2023年に昨シーズンの成功を再現できるとセント・ブラウンは信じている。

「昨年はかなりまともなオフェンスだった」とセント・ブラウンは言う。「もちろん、すべてのカテゴリーでナンバーワンになりたいから、オフェンスとしてはそれを目指したい。1試合あたりの総ヤード数、オフェンスでの総得点数、これらすべてのカテゴリーでナンバーワンになりたい。あとはターンオーバーを犯さないこと。昨シーズンはかなりいい仕事ができたと思うけど、常に改善の余地はある。だから、ベンに聞いても、きっと彼の目標はすべてのカテゴリーでナンバーワンになることだと思うし、それは俺の目標でもある。自分たちならできると思っているから、オフェンス陣全員の目標だと思う」

ライオンズのオフェンスはWRジェイムソン・ウィリアムズが健康な状態で2年目のシーズンを迎えることで、より強くなれる可能性がある。2022年に1巡目で指名されたウィリアムズはアラバマ大学での最後の試合でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、昨年は限られた役割の中で6試合にしか出場していない。全体12位指名のウィリアムズはキャッチ1回で41ヤードのタッチダウンを決めている。ルーキーシーズンでターゲットになったのはたった9回だった。

セント・ブラウンは2年目のレシーバーと一緒に練習に励み、健康な状態で迎えるオフシーズンで彼の成長を見たいと考えている。

「ジャモが最初から最後までオフシーズンに参加して、俺たち全員と一緒に練習するのが待ち遠しい」とセント・ブラウンは話している。「彼に何ができるのかを見てみたいんだ。練習では見たことがあるから、彼の実力は知っている。あとはすべてがうまく整うことだ。彼は膝の故障から復帰してシーズン終盤に起用されているから、今年はオフシーズンをまるまる使って思うようにトレーニングできるだろう。彼は無限の可能性を秘めていて、どんな活躍をするのか楽しみで仕方ない。彼は間違いなく彼は間違いなくディフェンスを広げてくれるだろうから、アンダーニースルートがもっとオープンになることが期待できる。とにかく、彼がフィールド上でどんな活躍をしてくれるのかが楽しみだ」

ライオンズの才能ある若手の中核としてセント・ブラウンは昨年に実力を発揮し、今シーズンも勢いに乗るトップクラスのオフェンスの一員として役割を果たすことが期待される。

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