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イーグルスとQBジェイレン・ハーツが5年約342億円の大型契約延長に合意

2023年04月18日(火) 02:59


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【Cooper Neill via AP】

ジェイレン・ハーツは今後数年間にわたり、フィラデルフィアにとどまる。

現地17日(月)、フィラデルフィア・イーグルスとスーパースタークオーターバック(QB)ハーツが5年2億5,500万ドル(約342億7,880万円)の契約延長で合意に達した。情報筋の話として報じられたあと、チームがこれを認めている。イーグルスとの今回の契約延長で、ハーツはNFL史上最高額を受け取る選手となる。

保証額は合計1億7,930万4,000ドル(約241億0,324万円)、契約時に1億1,000万ドル(約147億8,690万円)、2024年3月までに1億2,650万ドル(約170億0,497万円)が完全保証されるといい、イーグルスの歴史において初めてノートレード条項が設けられるなど、まだ24歳という若さのハーツに対する信頼の証とも言える契約だ。

さらに、インセンティブとして1,500万ドル(約20億1,640万円)が用意されているほか、今シーズンが最終年だったもともとのルーキー契約に含まれる430万4,000ドルなど、2028年までに2億7,430万4,000ドル(約368億7,377万円)の報酬を得るチャンスがある。

ハーツは2023年にサインボーナスとして2,329万4,000ドル(約31億3,133万円)などの昇給を受け、2024年に迎える初年度までに6,400万ドル(約86億0,330万円)を稼ぐ。イーグルスはこの契約延長により、ハーツを中心としたチーム作りを進める柔軟性を確保しつつ、ハーツを今後6年間にわたりキープできることになる。

この契約はハーツの代理人であるニコール・リンが交渉を担当。女性代理人が実現させた契約としては過去最大級と言われている。

2020年NFLドラフト2巡目(全体53位)で指名されてNFL入りしたハーツは新人として4試合に先発、翌年からはフルタイムの先発クオーターバックとして活躍してきた。3年目となった2022年シーズンにはベストの成績を収め、パス成功率66.5%、22回のタッチダウン、インターセプト6回、さらにランでも760ヤードと13タッチダウンを稼いでいる。プロボウルにノミネートされた若手クオーターバックは、チームを第57回スーパーボウルに導いた司令塔でもある。

ハーツの新契約に含まれる保証額1億7,930万4,000ドルはNFL史上2番目の高額契約だ。最高額は昨年にクリーブランド・ブラウンズが5年契約したデショーン・ワトソンの2億3,000万ドル(約309億1,813万円)。ハーツが契約時に得る保証額1億1,000万ドルを超えているのはワトソンとデンバー・ブロンコスのQBラッセル・ウィルソンのみ。現金総額としては、2020年にパトリック・マホームズがカンザスシティ・チーフスと締結した10年4億5,000万ドル(約604億9,200万円)の契約延長に次ぐNFL史上2位である。

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