守備のプレーコールを担当するのは“自然なこと”とビルズHCマクダーモット
2023年04月20日(木) 10:58今年2月にレスリー・フレイジャーがバッファロー・ビルズの守備コーディネーター(DC)を退任してから予想されていた通り、今シーズンはヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットが守備面でより重要な役割を担うことになりそうだ。
オフシーズンプログラムを開始したばかりの現地18日(火)、マクダーモットHCが2023年シーズンにプレーコールを担当する予定だと正式に発表した。
マクダーモットHCは「何よりもまず、ディフェンス側、オフェンス側、そしてスペシャルチームでも、私たちには本当に優秀なスタッフがそろっている。だが、特にディフェンス側の本当に強力なスタッフがいなければ、このようなことはできなかっただろう」と述べている。
「ヘッドコーチとして、守備コーディネーターとして、2つの考えを持つ必要があると言えるだろう。しかし、今のところは順調だ。昨日はあのルーム、グループ、ディフェンスに少し加わり、腕まくりしてあの帽子をもう一度被ってワクワクした。そう、私はそれにエキサイトしているのだ」
マクダーモットHCはアンディ・リード率いるフィラデルフィア・イーグルス(2009年から2010年)とロン・リベラ率いるカロライナ・パンサーズ(2011年から2016年)で守備コーディネーターとして活躍。自らが指導するディフェンスを何度か10位以内に導いた後、2017年にビルズでヘッドコーチに就任した。
プレーコールを担当することについて、マクダーモットHCは「それは私がここにたどり着いた理由の1つでもある」と話している。「だから、守備スタッフルームでは、重要な会話をし、問題を解決し、進化すべきところを進化させ、向かうべきところに向かえるようにすると思う。それから、選手たちと協力していく。繰り返しになるが、これまではほとんどアシスタントを務めてきた。そして、スタッフと一緒にいろんなことを解決し、それが良い感じだった。それは自然なことだと感じている。将来、どうなるのかは今後のお楽しみだ」
ビルズ守備陣はシーズンの大半で好調だったが、シーズン後半につまずき、シンシナティ・ベンガルズに敗れたプレーオフゲームでは痛い目に遭わされている。フレイジャーが実行していたスキームを全面的に見直す必要はないものの、プレーオフの壁を乗り越えようとしているビルズにとって、マクダーモットHCの好みに合わせてスキームを調整することは理にかなっていると言えよう。
【RA】