ドラフト開幕週にトレード交渉が活発になると予想するシーホークスGMシュナイダー
2023年04月21日(金) 09:502023年NFLドラフトの開催まであと1週間となり、トレードに関する話題が盛り上がりを見せている。
ドラフトに大きな影響を与える人物の1人であるシアトル・シーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーは、トレードダウンする傾向があることで知られている。今年、シーホークスは全体5位指名権(デンバー・ブロンコスから獲得)および全体20位指名権と、2つの1巡目指名権を保有している状態だ。
現地19日(水)、シュナイダーGMはドラフト指名権のトレードに関する話し合いはまだ始まったばかりであり、ほとんどのクラブはドラフト当日に各チームが何を望んでいるのか、感触をつかもうとしているに過ぎないと述べている。また、シュナイダーGMは実質的な話し合いが盛り上がるのは来週かドラフトが始まってからだと指摘した。
チーム公式サイトによると、シュナイダーGMは「今は周辺的なものだ。来週の火曜日か水曜日あたりから、かなり激しくなるだろう。その2日間で、さまざまなスポットでムーブアップあるいはムーブバックするための幅広いパラメーターが設定されるはずだ。それが始まったら、本当に柔軟に対応しなければならない。自分が動いたのなら、他のスポットに動く、あるいはムーブアップすることができるようにならなければならないからね。準備しておく必要がある」と語ったという。
シーホークスはドラフト序盤における要所の1つとなっている。珍しいことに、今回のドラフトでは高順位の指名権を持っている――(トレードしない場合)シーホークスがトップ10以内の指名権を確保しているのは2010年のシュナイダーGM就任以来、3度目である――ため、シュナイダーGMは違いを生み出せるような人材を獲得することを目指している可能性がある。それは5位まで残っていたクオーターバック(QB)になる可能性もあれば、チームが必要としているディフェンシブラインマン(DL)になる可能性もあると言えよう。
シーホークスはドラフトで上位指名したいチームのトレードターゲットにもなりうる。シュナイダーGMが序盤から2巡目中盤の指名権に価値を見いだしていることを踏まえると、彼が来週にもビジネスを開始する可能性はあるだろう。特に全体5位指名権をトレードしない場合は、シーホークスを全体20位指名権でトレードバックする可能性があるチームとしても見るべきだ。
ドラフトが近づくにつれ、とりわけ来週の序盤には、トレードに関するうわさが確実にヒートアップするだろう。
【RA】