Sベイカーとのトレード要求の議論は個人的に留めておくとカーディナルスGMオッセンフォート
2023年04月22日(土) 16:35アリゾナ・カーディナルスのセーフティ(S)、ブッダ・ベイカーのトレード要求が表面化してから1週間が経過したが、オールプロ選出の彼はロースターに残り、フロントオフィスでも高い評価を受けている。
1年目のジェネラルマネジャー(GM)、モンティ・オッセンフォートは、ベイカーとその代理人と議論を行ったが、今後もその議論を社内で行うつもりだと語った。
オッセンフォートは現地21日(金)の記者会見で、「(ヘッドコーチ(HC)のジョナサン・ギャノン)と、われわれはブッダと彼の代理人と多くの議論をした。その多くが生産的な内容であり、それらの議論は継続している」と話した。
「私は、ブッダが先週自身の要求を公開したことを理解している。私は、ブッダとの会話をブッダと私との間に留めておきたい。それらは個人的な内容であり、プライベートなことだ。会話の内容を公の場で説明するような状況にするつもりはない。しかし、私はブッダを人として、また選手としてどう感じているかは明確にしてきたつもりで、その点では何も変わっていない」
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが14日(金)、ベイカーがトレードを要求していると報じて以来、全体としては何も変わっていない。
27歳のベイカーは5度のプロボウラーで、2020年シーズンを前にサインした4年総額5,900万ドル(約79億1,573万円)の延長契約で2シーズンを残している。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、現在、ベイカーの年俸はセーフティの中で7番目に高いという。より良い報酬を求めて、ベイカーは現在グレンデールを離れることを検討しているが、7日間が経過しても何も実現していない。
カーディナルスのベテランワイドレシーバー(WR)、ディアンドレ・ホプキンスについても、何も実現していない。
ベイカーのトレード要求が突然、しかも最近になって出てきたのに対し、ホプキンスはオフシーズンの間ずっとトレードのうわさで持ちきりだった。彼は、再建の初期段階にあるカーディナルスと2シーズンで3,400万ドル(約45億6,161万円)以上の契約を残しているが、チームは高額な30歳のベテランレシーバーを絶対的に必要としているわけではない。
オッセンフォートは、ホプキンスと同じように、当事者間の話し合いや最新情報を最小限に留めることを選択した。
オッセンフォートは「それはブッダとの会話に似ている。私はホップとたくさん話した。彼は素晴らしい。良い議論が連続しているよ。彼の状況に関連して、私はそれらの議論をわれわれの間で留めておくつもりだ。しかし、ホップはこのリーグで素晴らしい選手であることを証明してきたし、実際に非常に才能のある選手であることは明らかだ。ホップとの生産的な議論は、われわれの間に留めておくつもりだ」とコメントした。
カーディナルスが新ユニフォームを発表した翌日、ベイカーやホプキンスが2023年シーズンにその新ユニフォームを着用する機会があるかどうかはまだ不明である。
【AK】