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「ガロポロと競争するQB指名の“ドアは閉じない”」とレイダースGMジーグラー

2023年04月22日(土) 17:20


サンフランシスコ・49ersのジミー・ガロポロ【NFL】

レイダースは2022年シーズン終盤、それまでの9年間チームを率いてきたデレック・カーをベンチに置いたことで、クオーターバック(QB)のポジションでの変化を約束した。カーが退団し、最終的にニューオーリンズ・セインツと契約したことで、レイダースのQBポジションは開放され、残った唯一の疑問は、次の先発QBをベテランにするかルーキーにするかということだった。

その疑問は、レイダースがサンフランシスコ・49ersを率いた豊富な経験を持つジミー・ガロポロと契約したことで解消されたかに思えた。しかし、現地21日(金)に、ジミーGを迎え入れるという決断が、来週のドラフトでクオーターバックを指名する可能性を低くするかどうか尋ねられたとき、チームのジェネラルマネジャー(GM)、デイブ・ジーグラーは、チームにはQBを含むすべての選択肢を見る責任があると述べた。

彼は「必ずしもそうではない。そのポジションでチームに影響を与えるような若い選手を見つけることができれば、いつでもオープンマインドでいなければならないと思う。もちろん、ジミーを獲得できたことに興奮しているし、ジミーを獲得したことで、このポジションで非常にレベルの高い先発を得ることができた。そのことには満足しているよ。しかし、選手獲得のドアを閉めて、例えばX、Y、Zのために新たな選手は獲得しないということは、われわれのビジネスではありえないことだと思う」と話した。

レイダースは現在、2023年のNFLドラフトで全体7位指名権を保持しており、QBを指名する準備はできている。レイダースのトップ30訪問のうち、6人はクオーターバックであった。アラバマ大学のブライス・ヤング、オハイオ州立大学のC.J.ストラウド、フロリダ大学のアンソニー・リチャードソン、ケンタッキー大学のウィル・リーバイス、テネシー大学のヘンドン・フッカー、およびパーデュー大学のエイダン・オコンネルだ。

そして、3日目の終わりまでに”シルバー&ブラック”のクオーターバックが生まれた場合、キャンプでの競争をオープンにするとジーグラーが言ったように、そのQBは現在のガロポロの地位を奪う機会を与えられるかもしれない。

ジーグラーは「われわれはクオーターバックのポジションとロースターの他のすべてのポジションで競争をオープンにしている。決してそのドアを閉じるつもりはない」と語った。

しかし、仮にレイダースがガロポロをシーズン第1週から起用する計画を実行に移したとしても、ケガや不測の事態に備え、若いシグナルコーラーを待機させておくことには常にメリットがあり、ジーグラーもそのことを認識している。

ジーグラーは「このポジションの貴重さに戻って考えると、可能性のある選手についてよく調べることは重要だ。われわれはクオーターバックの契約がどうなったかを見てきたからこそ、このポジションと、チームに入ってプレーして貢献できる若者を持つことの貴重さがわかる。だから、新人契約のクオーターバックがいることは、ロースターの構成やそういった点で、明らかに有利なんだ。それ故、最初に言ったように、その扉を閉じてしまうのは無責任なことだと思う」とコメントした。

【AK】