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オフシーズンの改革にポジティブな感覚を得るカウボーイズQBプレスコット

2023年04月25日(火) 09:29


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Josie Lepe】

ダラス・カウボーイズはよろめきながら昨シーズン終盤を戦い、ディビジョナルラウンドでサンフランシスコ・49ersに19対12で敗れたことによってポストシーズンから姿を消した。

確かに、カウボーイズはワイルドカードラウンドでタンパベイ・バッカニアーズを倒すことで、ロードでのプレーオフの苦悩を吹き飛ばした。しかし、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットは、シーズン最後のプレーは自分が望んだものではなかったと認めている。

先週にダラスで『Children’s Cancer Fund(小児がん基金)』のイベントである“Light It Up(ライト・イット・アップ)”が開催された際、プレスコットは「確実に、シーズンの終わりはきつかった」と話していた。

「シーズンの終わりに休息を取った・・・シーズンにすべてを注ぎ込んだのに、あんなふうに終わってしまったんだ。俺個人としていつもと違っていたシーズンだったから休みをとったけれど、また戻ってきた」

今オフシーズンの展開は、プレスコットにいつもと違った感覚をもたらした。カウボーイズはブライアン・ショッテンハイマーが攻撃コーディネーター(OC)を引き継ぎ、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーがプレーコールを担うことを含め、コーチ陣に多くの変化を取り入れている。また、プレスコットにとってはランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットがカウボーイズのメンバーでない状態で迎える初めてのシーズンでもある。

『Fort Worth Star-Telegram(フォートワース・スターテレグラム)』によれば、プレスコットはリリースが発表されているエリオットに触れつつ「ウソは言わない。初日を迎えるのはきつかった。ジーク(エリオットの愛称)がいないからだけじゃなくて、コーチングにもたくさんの変化があった」と話し、こう続けたという。

「それが大変だったとは言えない。おもしろかった。“どんな感じ? どういうふうになる?”という感じだった。帰る時には、率直にいってものすごく良かった。変わったけれど、ポジティブな変化であるように感じたし、俺にとってはエキサイトメントだった。俺は楽観的な人間だし、いつでもそうだったろ。グラスに水が半分入っているのか、半分しか入っていないのか分からない状態でそこへ行った。帰るときには、間違いなく半分入っていた。俺たちが進んでいる方向にエキサイトしている。でも、きつくはあった」

カウボーイズがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦に出場できなかった記録が27シーズン連続となってしまった今、問題はオフシーズンに行ったオーバーホールが、そういった問題を解消できるほどのものかという点だ。2023年の結果も同様に終われば、また別のコーチ陣改革がオーダーされかねない。

エリオットはこのオフシーズンに、プレスコットや他のカウボーイズのメンバーが行うスローイングセッションに参加していた。

「あいつは俺の親友だ。ああ、俺はあいつと一緒に投げているよ」とプレスコットはコメントしている。

プレスコットはエリオットとフリーエージェントの機会について話さなかったとする一方、もしそれが自分ならフラストレーションを感じただろうと発言した。

エリオットも小児がん基金のイベントに参加していたものの、リリースについては「俺はうまくやってる。うまくやってるよ」としか話さなかった。

エリオットのようなベテランRBが2023年の行く先を見つけるには、今週から始まるドラフトの後――もしかしたら夏の終盤――まで待つ必要があるだろう。

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