QBマレーのリハビリは“順調に進んでいる”と明かしたカーディナルスHCギャノン
2023年04月28日(金) 09:07ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したアリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーのリハビリ状況については、術後から13週間が経過した4月上旬にバーベルスクワットに取り組んでいるというのが、最後に伝えられたニュースだった。
現地26日(水)、カーディナルスのヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンはチームのフランチャイズQBに関する最新情報を提供し、マレーが完全に回復するまでにはまだ長い道のりを要する一方で、調子は毎日のように良くなっており、順調に回復していると述べている。
ポッドキャスト『PHNX Cardinals(PHNX カーディナルス)』のボー・ブラックによると、ギャノンHCは「彼は順調に進んでいる。先週は良い進歩を遂げたと思う。彼の現状にワクワクしている。彼がウズウズしているのは分かっている。そのことは彼がユニフォームに着替えてプレーするまでに皆さんにお伝えしておこう」と語ったという。
マレーは昨シーズン第14週に行われたニューイングランド・ペイトリオッツ戦で、アップフィールドにカットしようとした際に膝を痛め、ACLを断裂。数週間後に手術を受けたものの、当初は復帰時期がはっきりとせず、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは当時、カーディナルスがマレーの復帰を急かしたくないと考えていることから、マレーはほぼ間違いなく、シーズン初戦に間に合わず、最大でシーズンの半分を欠場する可能性があると報じていた。
ドラフトが行われる3日間で、カーディナルスがクオーターバックを指名する動きを見せなければ、マレーが復帰するまではQBコルト・マッコイが先発する可能性が高い。現在はジェフ・ドリスケルおよびデビッド・ブラウもロースターに登録されている。マッコイとブラウは昨シーズン、マレーが欠場した際にそれぞれ3試合と2試合で先発を務めており、戦績は合計で1勝4敗だった。
フィールド復帰がいつになっても、マレーはコーチングスタッフもプレーブックも一新されたチームに戻ってくることになる。また、主要ポジションに変更が加わる可能性もある状態だ。しかし、現在は、どれほどプレーしたいと思っていても、マレーは完治させるために必要なすべてのベンチマークを達成することに集中しているとギャノンHCは明かしている。
「彼は今すぐにでも出たいと思っているけど、メンタル面でもフィジカル面でも健康で、準備が整った状態になるために、必要なステップを踏まなければならない」とギャノンHCはコメントした。
【RA】