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テキサンズが全体2位でQBのC.J.ストラウド、3位でDEウィル・アンダーソンJr.を指名

2023年04月28日(金) 10:03

ヒューストン・テキサンズからドラフト指名を受けたオハイオ州立大学のC.J.ストラウド【AP Photo/Jeff Roberson】

2023年NFLドラフトが幕を開けた現地27日(木)、ヒューストン・テキサンズが全体2位で指名したのはオハイオ州立大学の司令塔C.J.ストラウドだった。

アリゾナ・カーディナルスとのトレードで全体3位指名権を獲得していたテキサンズは、続く3位でアラバマ大学のウィル・アンダーソンJr.を指名している。

テキサンズはドラフトに至るまでの指名プランについて、パスラッシャーや他の方向に進む可能性を残したまま、ひっそりと計画していた。しかしながら、結局のところ、クオーターバック陣を強化したいというチームの欲求が、他の可能性を見せかけにしたものと言えよう。

テキサンズはデイビス・ミルズやケイス・キーナム、E.J.ペリーをロースターに抱えているが、ストラウドはすぐにでも先発のチャンスをつかめるかもしれない。ミルズは過去2シーズン、テキサンズで26試合に先発出場し、タッチダウンとインターセプトの比率は33:25。先発としては5勝20敗1分にとどまった。2013年にテキサンズでキャリアをスタートしたキーナムもチームに戻っているものの、これまでに7つのロースターに名を連ねてきたキーナムは過去3シーズンを合わせて2試合にしか先発していない。

オハイオ州立大学で先発を務めた2年間で、ストラウドは8,123ヤード、タッチダウンパス85回、インターセプト12回を記録し、2年連続でビッグ10攻撃部門年間最優秀選手に選ばれた。2020年はジャスティン・フィールズの背後でレッドシャツとして過ごしたストラウドは、チームをけん引するようになってから21勝4敗をマークしている。過去2シーズンに25試合に先発したストラウドは、試合平均324.9ヤード、タッチダウンパス3.4回という数字を残している。

アンダーソンは相手に脅威を与えるエッジであり、41試合で決めたサックは34.5回を数える。その能力は最初から証明されており、本当の意味でのフレッシュマンとしてスタートしてからの3シーズンで、タックル204回をマークした。

6フィート3(約190.5cm)で運動能力が高く、パワーとスピードを兼ね備えたエッジラッシャーであるアンダーソンは、オフェンシブタックルを回避し、ブロッカーの間を駆け抜けることもできる。相手バックフィールドを壊滅的な状況にしてきたアンダーソンは、タックルフォーロス58.5回を記録してきた。

テキサンズにはボールの両面で大きなニーズがあり、それが顕著なのがクオーターバックとエッジだった。2023年ドラフトのトップ3までで、テキサンズはその両方を手に入れている。

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