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コルツの全体4位指名選手はフロリダ大学QBアンソニー・リチャードソン

2023年04月28日(金) 10:28

インディアナポリス・コルツからドラフト指名を受けたフロリダ大学のアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Jeff Roberson】

インディアナポリス・コルツが、ついに未来を担うクオーターバック(QB)を見つけた。

現地27日(木)、コルツが2023年NFLドラフト全体4位でQBアンソニー・リチャードソンを指名している。

アンドリュー・ラックの引退以来、さまざまなベテランQBたちを起用してきたコルツだが、ジェネラルマネジャー(GM)は今回のドラフトでホームランを狙い、若きシグナルコーラーの獲得に動いた。

リチャードソンは新ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンを擁するコルツへと向かう。スタイケンはQBジェイレン・ハーツがデュアルスレットのポテンシャルを花開かせるのをフィラデルフィアで助けたコーチ。同じことが、ダイナミックでありながらも経験のないリチャードソンで実現できるのか注目だ。

リチャードソンには天から与えられた異次元レベルの身体的な能力が備わっている。2023年スカウティングコンバインの40ヤード走で4.43秒を記録したほか、垂直跳びでは近代記録である40.5インチをマークした。

ダイナミックなラッシング能力もあるリチャードソンは、大柄な体格とスピードというめずらしいコンボを備えている選手であり、相手ディフェンスをかいくぐって4ヤードのゲインを15ヤードに伸ばす力がある。フロリダ大学では45ヤード以上のランを6回マークしており、その中には45ヤード、60ヤード、73ヤード、80ヤード、81ヤードのランが含まれる。

経験の浅さとフロリダ大学攻撃陣で苦戦したことで、一部のスカウトはリチャードソンをプロの世界に迎えることに躊躇(ちゅうちょ)していた。

リチャードソンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャム・ウルフに「自分が良くならなければならないのはわかっている。だけど、俺はもっと良くなるために懸命に取り組むと誓う。俺は向上する。ただ映像を見て、俺のベストはまだこれからだって思ってくれればいい」と話している。

コルツはリチャードソンのその言葉を受け、大きな賭けに出た。

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