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ジョナサン・ギャノンのHC採用をめぐるタンパリングについてカーディナルスとイーグルスが和解

2023年04月28日(金) 10:52


アリゾナ・カーディナルスのジョナサン・ギャノンHC【AP Photo/Alberto Mariani】

アリゾナ・カーディナルスはフィラデルフィア・イーグルスで守備コーディネーター(DC)を務めていたジョナサン・ギャノンをヘッドコーチ(HC)として採用した。現地27日(木)夜、両チームはこの採用に関するタンパリングの調査を終わらせたと発表している。

和解の条件として、イーグルスとカーディナルスは2023年ドラフトの3巡目指名権を交換した上で、カーディナルスはイーグルスから2024年ドラフト5巡目指名権を受け取ることになっている。これにより、現在はイーグルスが2023年ドラフト全体66位指名権を、カーディナルスが全体94位指名権を持っている状態だ。

両者は共同声明で「アリゾナ・カーディナルスとフィラデルフィア・イーグルスは、アリゾナ側が今年1月に行ったコーチ探しにおいて許されない接触を行った事例に関する問題について、和解することで合意した」とつづっている。「カーディナルスはジェネラルマネジャー(GM)のモンティ・オッセンフォートが、リーグのタンパリング防止ポリシーの下で接触が認められていない期間にあたる、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム直後の数日間で、当時イーグルスの守備コーディネーター(DC)を務めていたジョナサン・ギャノンと電話で会話したことをナショナル・フットボール・リーグに自己申告した」

「両クラブ間の問題を解決するため、カーディナルスとイーグルスは2023年NFLドラフトの3巡目指名権を交換した上でカーディナルスがフィラデルフィアの2024年における5巡目指名権を受け取ることで合意した」

カーディナルスはイーグルスが第57回スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスに敗れた後、ギャノンを次期ヘッドコーチとして採用した。

【RA】