タイタンズがトレードアップして全体33位でQBウィル・レビスを指名
2023年04月29日(土) 09:06テネシー・タイタンズがクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルの後継者になる可能性のあるプレーヤーを選んだ。
現地28日(金)、タイタンズが2023年NFLドラフトの全体33位でケンタッキー大学のQBウィル・レビスを指名している。タイタンズは全体41位と72位、さらに2024年3巡目指名権をアリゾナ・カーディナルスに送って全体33位にトレードアップしたのに加え、全体81位指名権も獲得した。
強い腕を持つレビスは大きな特長がありながらもフィールド上のパフォーマンスは安定せず、2023年NFLドラフトで最も評価の分かれる選手の一人だった。NFLのレベルでどれだけやれるのかという点での不確実性によって1日目からはスライドしており、レビスは自分の名前が呼ばれるのを聞けないまま、ミズーリ州カンザスシティの会場にある控室でドラフト初日を居心地悪く過ごしている。
しかし、2日目に朗報が入るまで、長くはかからなかったようだ。
レビスには理想的な大きさと長い腕、頑健な体が備わっており、運動能力も高く、条件としてはNFLへの移行にも問題はない。しかし、プレー映像は意思決定と正確性に疑問を残すものだった。
23歳のレビスは先発レベルのスキルと強い腕、プロスタイルのシステムの経験をもってNFLへ向かう。しかしながら、ルーキーシーズンに成功を収めるには、正確性とボールセキュリティの向上が必須だ。
ただ、レビスにはナッシュビルでそれに取り組む時間がたっぷりあるだろう。レビスは現行契約に最終年を迎えているタネヒルのバックアップとしてチームに加わる。
タイタンズが2日目の指名権をクオーターバックに費やすのはこれで2年連続になる。元タイタンズジェネラルマネジャー(GM)のジョン・ロビンソンは、3巡目の指名権をリバティ大学のQBマリク・ウィリスに使った。しかし、ウィリスはタネヒルに代わってプレーするチャンスを得たときに苦戦している。
新GMラン・カーソンはレビスを指名することで、タイタンズの長引く問題に答えを出そうとしている。
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