練習に復帰して“前進している”テキサンズWRジョン・メッチー三世
2023年05月02日(火) 09:10ロースターを強化するために2023年ドラフトで大胆な動きに出たヒューストン・テキサンズだが、その中で2022年ドラフトの指名選手たちが不確定な要素になっている。
ワイドレシーバー(WR)ジョン・メッチー三世は白血病との戦いでルーキーシーズンを逃した。先週、メッチーはテキサンズの自主参加のミニキャンプで練習場に姿を見せており、ジェネラルマネジャー(GM)ニック・カセリオは週末を通して、アラバマ大学のワイドアウトだったメッチーの様子に満足していると語っている。
チームの記録によれば、カセリオGMは「彼は前進している」と話したという。
「フィールドでフェーズ2に取り組んだ先週に、彼はフル参加しており、それがわれわれのやったことだ」
メッチーはアラバマ大学時代の2021年に、SECチャンピオンシップ戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂した。テキサンズはそれでも2巡目でメッチーを指名。賭けに出るだけの価値はあると判断してのことだった。しかしながら、メッチーはオフシーズンに白血病の診断を受けることになる。
フィールドを離れていた時間を考えれば、オフシーズンプログラムはヒューストンでのメッチーの成長にとって不可欠の要素だ。
「まだコンタクトなしの内容はたくさんある。彼は長い間フットボールをプレーしておらず、フェーズ2からフェーズ3に進み、実際のフットボールの練習を始めるときに、スペースやディフェンスにかかわるような、いくつかのフットボールの動きが出てくる。彼がこの地点に到達したことは何の驚きでもないだろう。彼の仕事への意欲、努力、メンタルとフィジカルの強さ、スポーツパフォーマンスのスタッフとの取り組みは信じられないほどだった。彼がここまでやってくるのを支えた、称賛すべき人々がたくさんいる。ジョンをはじめとして。誰かがそういうことをしているのを見るのは、刺激になるものだ」
テキサンズはこのオフシーズンにワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスをダラス・カウボーイズにトレードし、2021年ドラフト3巡目選手であるニコ・コリンズと合流させるべく、ベテランのWRロバート・ウッズ、ノア・ブラウンと契約した。ドラフトでは小柄ながらチームに活力を与えるワイドアウトのタンク・デルを3巡目で指名。6巡目でもWRザビエル・ハッチンソンを指名している。
そういったすべての動きの中で、デプスチャートを駆け上がり、新人クオーターバック(QB)C.J.ストラウドの主力ターゲットになることも可能な能力を持つメッチーは、ワイルドカードになっている。
カセリオGMはメッチーについて「彼は前進している。良い位置にいる」と話した。
「後退はまったくしていない。まだ道は長く、彼はフットボールをプレーしていない。われわれは彼がどこへ向かうかについて、確かに慎重ながらも楽観視している」
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