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タイタンズがQBレビスを指名したことに“既視感”を覚えるQBタネヒル

2023年05月04日(木) 10:37


テネシー・タイタンズのライアン・タネヒル【Joe Robbins via AP】

昨年のドラフト後、テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルはチームが3巡目でトレードアップしてQBマリク・ウィリスを獲得したことに関する質問を受けた。そして今年はタイタンズが2巡目でトレードアップしてウィル・レビスを指名したことについて話すよう求められている。

現地3日(水)、タネヒルは「前にも同じ道を歩んだから、間違いなくちょっとした既視感はある。そういう判断を下すのはマイク(ブラベル、ヘッドコーチ/HC)やラン(カートン、ジェネラルマネジャー/GM)だ。俺の仕事はフットボールの試合に勝つために努力することだ」

タイタンズは全体11位でオフェンシブタックル(OT)ピーター・スコロンスキーを指名したが、レビスがドラフト2日目にスライドしたことを受けて強い腕を持つクオーターバックを獲得するチャンスに飛びついた。

タネヒルはレビスについて「彼はルームを充実させるはずだ。どう見ても彼はカレッジで素晴らしいキャリアを積んだ才能ある選手だ。数週間後にここで彼に会ったときに分かるだろう」と語っている。

契約最終年を迎えるタネヒルの将来は、オフシーズンの間ずっと疑問視されてきた。今年のドラフトにおけるQB候補全員を精査していたタイタンズは、34歳のタネヒルとは関係のない形でQBポジションの長期的な解決策を見出したいという意向を示している。

タネヒルは「自分でコントロールできることしかコントロールできないだろ? そういう判断を下すのはマイクとランだ。選手としては、コントロールできることをコントロールしなきゃいけない。それはフットボールの試合に勝つために毎日、メンタル的にもフィジカル的にも準備し、最善を尽くすことだ」と話している。

昨オフシーズン、タネヒルはウィリスがドラフト指名された後に新人クオーターバックを“指導することは自分の仕事”だとは思わないと発言していた。水曜日、レビスがドラフトされたことに対してそれよりも冷静な反応を示したタネヒルは、次のようにコメントしている。

「自分のプロセスは特に変わらない。OTA(チーム合同練習)であろうとシーズン第15週であろうと、試合に勝つために準備しているときは毎回、全力を尽くしていると思いたいんだ。物事を進めていくプロセスを持ち、与えられているものは何もなく、外に出てすべてを獲得しなければならないということを理解しながら、毎日、自分の仕事に真剣に取り組みたい。だから、そのプロセスは変わらない」

タネヒルは昨シーズンにケガが原因で、シーズン最後の3試合を含む5試合を欠場。そうした中でタイタンズはシーズン第18週にジャクソンビル・ジャガーズに敗れ、地区優勝の望みが絶たれた。今年はタネヒルがどれほどの間、ルーキーに先発の座を奪われることを回避するかが疑問となっている。

【RA】