インディアナポリスのニック・フォールズ時代が終わった。

インディアナポリス・コルツは現地5日（金）、フォールズをリリースしたと発表。

34歳のフォールズがコルツと契約してから1年と経っていない。昨シーズンは3試合（うち2試合に先発）出場し、パス42回を投げて25回成功、224ヤード、タッチダウンはなく、インターセプト4回を記録した。コルツはマット・ライアンとサム・エリンガーを起用した後、フォールズに先発を任せるも、2試合とも敗北を喫している。

4月末に実施された2023年NFLドラフトでコルツはアンソニー・リチャードソンを全体4位で指名しており、これによってクオーターバックの構想は大きく変化した。チームはすでにフィラデルフィア・イーグルスからガードナー・ミンシューを獲得しているが、そのイーグルスで攻撃コーディネーター（OC）を務めていたシェーン・スタイケンがコルツの新たな指揮官に就任している。

フォールズはイーグルスに所属していた2017年シーズン後半、負傷したカーソン・ウェンツに代わってチームを率い、第52回スーパーボウル優勝に導いた上にスーパーボウルのMVPも獲得、歴史にその名を刻んだ。翌年、イーグルスはフォールズ先発の試合は4勝1敗、プレーオフでも1試合に勝利したが、その後、成功を維持することはできなかった。

2012年にドラフト3巡目指名でNFL入りしたフォールズはこれまでにレギュラーシーズン71試合（うち先発58試合）に出場、パス成功率62.4％、1万4,227ヤード、82回のタッチダウンと47回のインターセプトを記録している。また、ポストシーズンは全6試合すべてに先発し、4勝、パス成功率68.1％、1,633ヤード、11タッチダウン、インターセプト5回の成績を残した。

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