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ジェッツWRコーリー・デイビスは2023年も残るとサラーHC

2023年05月06日(土) 17:32


ニューヨーク・ジェッツのコーリー・デイビス【AP Photo/Adrian Kraus】

オフシーズンを通してニューヨーク・ジェッツの放出またはトレード候補としてコーリー・デイビスの名前がしばしば挙がっていた。現地5日(金)、ヘッドコーチ(HC)のロバート・サラーはそうした考えを否定している。

「彼はチームにいるよ、ああ」とデイビスの去就について直球の質問を受けたサラーは答えた。

ジェッツは主力ターゲットとして2021年にワイドレシーバー(WR)のデイビスと3年3,750万ドル(約50億5,631万円)の契約を結んだ。しかし、もくろみ通りにはいかなかった。ギャンググリーンでの2シーズンでデイビスは22試合をプレーして66回のキャッチで1,028ヤード、タッチダウン6回という成績だ。試合平均は46.72ヤードとなる。

ギャレット・ウィルソンの方が明らかに優位であり、オフシーズンにはアレン・ラザード、メコール・ハードマンが追加され、新たにランドール・コブも加わったばかりだ。そのため、ベースサラリーが1,050万ドル(約14億1,577万円)のデイビスが放出されるのではとの推測が新たに広がっていた。

しかし、サラーHCは191cm、95kgというデイビスのサイズはWRルームに違う次元をもたらすと強調した。

「繰り返しになるが、(攻撃コーディネーター/OC)ナサニエル(ハケット)がもたらすもの、彼のシステム全体の素晴らしさは、レシーバー陣の間に多くの多様性があり、彼らが複数のスポットでプレーできるところだ」とサラーは述べた。「覚えているか分からないが、コーリーが昨年ケガをした際にわれわれは急に小さくなってしまった。今年はコーリーがいるところにアレンを加え、大きな選手がそろったように感じている。ランゲームやレッドゾーンでは激しい競り合いが起こる。プレーアクションパスから生じたビッグボーイキャッチはどれもアレンやコーリーが有利だ。それだけに限らない。これからOTA(チーム合同練習)やトレーニングキャンプで彼らがシステムの中でどんなプレーをするかを見て、もっと詳しい役割が決まるだろう。だが、レシーバーはいくらいても多過ぎるということはない」

「アレンやコーリーのような選手がいて、そこにギャレットを加え、スピードを持つメコールを加え、ランドールも含めて5つか6つのスポットを巡って巻き起こる競争を考えると、非常に素晴らしいレシーバー陣だし、どんな展開になるかがとても楽しみだよ」

サラーは5月にデイビスはチームに残ると明言した。それが本当だったのかどうか、9月に彼の言う“展開”を確かめるとしよう。

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