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バイキングスがOLBザダリアス・スミスをブラウンズにトレード

2023年05月13日(土) 17:58

ミネソタ・バイキングスのザダリアス・スミス【Scott Boehm via AP】

マーケットの動向を数カ月うかがっていたクリーブランド・ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーがエッジラッシャーの獲得に向けて動く。

ブラウンズはトレードによってミネソタ・バイキングスからアウトサイドラインバッカー(OLB)のザダリアス・スミスを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地12日(金)、伝えた。

トレードの全容は、ブラウンズがスミスと2025年ドラフトの6、7巡目指名権を手に入れる代わりに2024年と2025年の5巡目指名権をバイキングスに差し出すというものだとペリセロは説明する。

スミスは契約も改定していて、2023年に1,175万ドル(約15億9,500万円)を保証され、2024年にはフリーエージェンになるとペリセロとラポポートは言っている。

クリーブランドで彼のエッジラッシュの相棒となるのは2度のオールプロに選出されたディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットだ。最も重要なのは、クリーブランドでの2シーズンで幾度か潜在的なものを見せながらも、3度目の1年契約で呼び戻すほどには一貫したパフォーマンスを発揮できずに離脱したOLBジェイデビオン・クロウニーの代わりにスミスが入ることだ。

トレードとなったスミスはバイキングスでサック10回、タックル44回(タックルフォーロス15回)、パスディフェンス5回(キャリア記録)、ファンブルフォース1回を記録する素晴らしいシーズンを終えている。31歳の誕生日の数ヶ月前に新天地へ移ることになり、前戦に投資しつつもギャレットの反対側に先発レベルのラッシャーを必要としていたブラウンズのディフェンスに加わることになった。彼はまたNFLデビューした2015年から2018年までボルティモア・レイブンズにいたため、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区でのプレー経験も豊富だ。

ここ数シーズン、ブラウンズはギャレットの逆サイドと1年ごとに契約をしてきており、このトレードでようやく大きな穴をふさいで夏に向けた準備を進められるようになった。スミスが2022年同様の成績を残せれば、クリーブランドは新リーグイヤーの開始から弱点とみられていたポジションを強化したことになる。

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