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全体1位指名のパンサーズQBヤングは最初の練習で「素晴らしい印象」だったとライクHC

2023年05月13日(土) 20:36

カロライナ・パンサーズからドラフト指名を受けたアラバマ大学のブライス・ヤング【AP Photo/Steve Luciano】

まだ1日しか終わっていないが、ブライス・ヤングはカロライナ・パンサーズに強い第一印象を残した。

2023年のNFLドラフトで全体1位指名を受けたヤングは、現地12日(金)にパンサーズのルーキーミニキャンプで初めてのNFL練習を終え、ヘッドコーチ(HC)のフランク・ライクによると“どこから見てもすっかりなじんでいた”という。

「ブライスは素晴らしい印象を与えた」とライクは語っている。「メンタル的にもフィジカル的にも、(彼は)あらゆる面ではまっていた。非常にうまくボールを投げていた。メンタル的にいい状態なのが分かったよ。われわれの尋ねること全てを確実に理解していた」

ヤングは最初の数日間がとても大事だと考えていた。ここまでで最大のNFL練習なのだからそれも当然だろう。

「俺にとってデカい1日だった」とヤングはチーム公式サイトを通じて言っている。「俺の練習初日、すごく楽しかったよ。感覚をつかみたかったんだ。みんなと同じようにいろいろやってみたかった。チームとして、準備についてたくさん話した。いい初日にするために俺にできることを何でもしたい。そしてこれから彼らと一緒にやっていきたいんだ」

ライクはヤングの基礎を頻繁にテストすると述べており、そうすることで新コーチ陣も期待値という点で同じページに立てると考えている。

「ああ、全てがテストだ、そうだろう?」とライクは述べた。「フットワーク、ビジョン、正確性。そうしたことについて話す。タイミング、判断、タイミングと正確性。判断、タイミングと正確性については何度も何度も話をする。そうしたものが常に評価される」

「今日の彼は良さそうだった。彼と(QBコーチ)ジョシュ・マカウンが話したように、一部は感覚の調整だ。各クオーターバックのフットワークについては、彼らの好みによって多少の柔軟性と自由度を与える。こちらからの絶対不可欠な要求もあれば、各クオーターバックの感覚に任せるようなものもある。このプロセスについてはブライスとジョシュで見つけていってもらうことになるが、スムーズにいくだろう」

驚くほどのことではないが、パンサーズは1日目の練習で1年目のルーキーたちや他のトライアウト候補に手取り足取り基礎や原則を教えたという。

「われわれの初期指導は比較的優しい」とライクは語る。「少しはチャレンジもさせてみたいが、ちょうどいいラインを探るんだ。(攻撃コーディネーター/OC)トーマス・ブラウンは今日、選手たちとうまくやっていた。ポジションコーチたちもいい仕事をした。どの選手もそれにすぐに応えてくれたと思う」

「いいペースだったと思わないか? まだ大した数字は出ていない。ゆっくりやっているからだ。プレーの合間には多くのコーチングが行われている。彼らをだますことがゴールではない。彼らが本来の力を見せられるように、ベストなポジションに置いてやりたいんだ」

こうした練習というのは基本的にウオークスルーだが、11オン11の最後のプレーでヤングが深いパスを成功させたことにライクは目を見張った。

「それは何かを意味している。そうだろう? 何かを意味しているんだ。いつだっていい調子で締めくくりたいものだ」とライクは述べた。「ブライスは自分自身のことだけでなく、ハドルの指揮でいい仕事をした。みんなをある程度自由にさせた。それぞれのしていることに集中させた。彼らはいい仕事をしたと思う」

ヤングのNFLの旅はまだ始まったばかり。2023年NFLシーズンが始まるまでは約4カ月で、プロセスは最初の段階だ。パンサーズは彼に先発QB争いをさせるつもりで、勝ち抜く可能性が圧倒的に高いのはヤングだと考えられている。しかし、彼に時間が必要なら、ベテランのアンディー・ダルトンがいつでも先発できる。ロースター上のクオーターバックは他にマット・コラルとジェイコブ・イーソンがいる。

しかし、最初の数日を終えた段階ではヤングはパンサーズの望みを全て満たしただけでなく、それ以上でもあったようだ。

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