49ersへのトレードは「今までで最高の出来事」とRBマカフリー
2023年05月18日(木) 09:56ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーはカロライナ・パンサーズからサンフランシスコ・49ersにトレードされた際の最初の反応は怒りだったと告白した。しかし、振り返ってみると、大陸を横断して良かったとマカフリーは感じているようだ。
『The Mercury News(ザ・マーキュリー・ニュース)』のキャム・インマンによると、マカフリーは先週に行われた『Dwight Clark Legacy Series(ドワイト・クラーク・レガシー・シリーズ)』のイベントで「後から考えてみると、あれは今までで最高の出来事だったと確信している」とコメントしたという。
マカフリーが最初に抱いた怒りは、パンサーズがトレードしないと示唆していたにもかかわらず、実際にトレードしたことに起因している。とはいえ、加入先がプレーメーカーのそろったオフェンスとリーグ最高レベルのディフェンスを擁する、カイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)率いるチームだったことで、移行はより容易になったようだ。
マカフリーの父であるエドは49ersが最後にスーパーボウル制覇を成し遂げた1994年シーズンに1シーズンだけ49ersの組織の一員だったことがある。26歳のマカフリーは豊かな伝統をもつNFLクラブに加わることによって、オペレーション全体が心地よいものになったと話している。
「最大限の敬意を持って言わせてもらう。これは家族なんだ。卒業生でさえ、ここの人たちと知り合っただけで、特別だ、普通じゃないと思う。そういうふうに感じるのは初めてだった。持続可能で、長く続いているのには理由がある」と言うマカフリーは「今、言えることは、この組織の一員であることをただただ心から誇りに思っているということだ」と続けている。
フランチャイズ側も、マカフリーのトレードにかなり良い感触を抱いているに違いない。マカフリーは49ersで11試合に出場し、合計で1,200ヤード以上とタッチダウン10回をマークしたからだ。しかし、彼がオフェンスに与える影響はその見事な成績だけにとどまらない。シャナハンHCはマカフリーがフィールドにいるだけでオフェンスに新たなチャンスが生まれると指摘している。
シャナハンHCは同じイベントで「(彼がいると)楽になる。心が少し落ち着く。何かをでっちあげる必要もない」と述べ、こう続けた。「みんなが“おお、彼を手に入れたんだ。どれくらいクリエイティブになる?”という感じでくるけど、そうだな、クリエイティブになる必要はないんだ」
「相手ディフェンスは彼をガードしている人を助けなければならない。そこがクールなところだ。そこがクリスチャンの大好きなところだ」
両者が同じ気持ちを抱いているのは明らかだ。
【RA】