NFL全体の多様性向上を推進するというNFLのコミットメントの一環として、リーグは5月21日（日）から23日（火）にかけてミネアポリスで開催される春季リーグミーティングで“Coach Accelerator（コーチ・アクセラレータ）”を開催する計画を発表した。この春のアクセラレータ（促進会）は、2022年のリーグミーティングで開催された初の“Coach and Front Office Accelerator（コーチ・アンド・フロントオフィス・アクセラレータ）”や“Front Office Accelerator（フロントオフィス・アクセラレータ）”の流れをくむものとなる。

コーチ・アクセラレータはオーナー、エグゼクティブ、そして多様なコーチング人材が直接交流する機会を増やし、その関係を発展、構築するための十分な機会を提供することを目的としている。今年から参加者の推薦方法が変わり、各チームは自分たちの組織に所属していない者も推薦することができるようになった。

今回の参加者40名は将来的にヘッドコーチ（HC）のポジションを狙える高いポテンシャルを持っていることを踏まえて推薦された。参加者のうち16名は2022年5月のアクセラレータにも参加している。

人脈作りに加え、参加者の能力をさらに向上させることがこのアクセラレータの重要な要素であり、エグゼクティブにふさわしいリーダーシップスキルとビジネス面での洞察力を高めるために、参加者一人ひとりに合わせた内容のセッションが予定されている。

NFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルは「アクセラレータが始まってから1年、チームオーナーと参加者の双方からアクセラレータに対するポジティブな反応があったことを心強く思っている。多様な才能を支援する素晴らしいプログラムを継続的に構築できることを期待している」とコメントした。

テネシー・タイタンズのゲームコーディネーター兼クオーターバック（QB）コーチであるチャールズ・ロンドンは、「1回目のアクセラレータに参加できたことは素晴らしい経験となり、今後の取り組みも楽しみにしている。自分のネットワークを広げ、プロフェッショナルとしてさらに成長したい」と述べている。

【2023年コーチ・アクセラレータ参加者】

テリル・オースティン（ピッツバーグ・スティーラーズ）
クリス・ビーティ（ロサンゼルス・チャージャーズ）
マーカス・ブレイディ* （フィラデルフィア・イーグルス）
カリー・ブラウンソン（クリーブランド・ブラウンズ）
マイク・コールドウェル* （ジャクソンビル・ジャガーズ）
デマーカス・コビントン*（ ニューイングランド・ペイトリオッツ）
ロナルド・カリー（ニューオーリンズ・セインツ）
マット・ダニエルズ（ミネソタ・バイキングス）
ショーン・デサイ（イーグルス）
トニー・デュース*（タイタンズ）
アデン・ダーデ（ダラス・カウボーイズ）
ジョン・エンブリー*（マイアミ・ドルフィンズ）
レスリー・フレージャー
ジェリー・グレイ*（アトランタ・ファルコンズ）
ペップ・ハミルトン
リチャード・ハイタワー（シカゴ・ベアーズ）
フリスマン・ジャクソン*（スティーラーズ）
ブライアン・ジョンソン* （イーグルス）
ジェロッド・ジョンソン（ヒューストン・テキサンズ）
ランディ・ジョーダン* （ワシントン・コマンダース）
ケリー・ジョセフ*（ シアトル・シーホークス）
カトー・ジューン（インディアナポリス・コルツ）
タデウス・ルイス（ タンパベイ・バッカニアーズ）
チャールズ・ロンドン*（タイタンズ）
アンソニー・リン（サンフランシスコ・49ers）
キーナン・マッカーデル（バイキングス）
トーマス・マッガーヒー*（ニューヨーク・ジャイアンツ）
デイブ・メリット（カンザスシティ・チーフス）
スコッティ・モンゴメリー（デトロイト・ライオンズ）
ジェフ・ニクソン*（ジャイアンツ）
トニー・オデン（ニューヨーク・ジェッツ）
クリスチャン・パーカー（デンバー・ブロンコス）
オーブリー・プレザント（ロサンゼルス・ラムズ）
クリス・リチャード*
ケリー・スキッパー（バッファロー・ビルズ）
ウィリー・タガート（ボルティモア・レイブンズ）
ドリュー・テレル（ アリゾナ・カーディナルス）
トロイ・ウォルターズ*（シンシナティ・ベンガルズ）
ジョー・ウィットJr.*（カウボーイズ）
グレッグ・ウィリアムズ（グリーンベイ・パッカーズ）

*2022年5月のプログラム参加者

なお、参加者が変更される場合もある。

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