トレード要請のOTウィリアムスが“何を決断しようと支持する”とベンガルズQBバロウ
2023年05月18日(木) 12:46チームがレフトタックル(LT)オーランド・ブラウンと契約したのを受け、シンシナティ・ベンガルズのオフェンシブタックル(OT)ジョナ・ウィリアムスはトレードを要請していた。チームには元1巡目選手をトレードに出す意向はないが、ドラフト前に出たトレードトークのうわさについては何の解決もないままの状況が続いている。
ウィリアムスはルーキーシーズンのすべてを失った後、42回の先発出場を通じて浮き沈みを経験してきたレフトタックルから、ラエル・コリンズがいまだACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から回復中のライトタックル(RT)に移動すると見られている。
現地16日(火)にオフェンシブタックルの状況について聞かれたスタークオーターバック(QB)のジョー・バロウは、ウィリアムスの決断を尊重するものの、状況がどうなるかは今後次第だと話した。
「俺たちはジョナが大好きだ」と言うバロウは、次のように続けている。
「ジョナは過去2年で、俺たちの成功の中で大きな役割を果たしていた。だから、できれば彼に戻ってほしい。でも、ビジネスはビジネスだ。何であれジョナが自分のキャリアにとってベストだと考えていることが、彼のやること。彼が何を決断しようと、俺たちはそれを支持する」
ウィリアムスはオフシーズンに受けた膝の手術から復帰に向けて進んでいるところだ。自主参加のワークアウトは欠席していたものの、参加必須のセッションには登場すると見られている。
5年目オプションでプレーするウィリアムスは、2023年に1,260万4,000ドル(約17億3,350万円)が完全保証されることになっている。この数字と不安定なプレーが相まって、ドラフト前のトレードの動きが不足していたようだ。とは言え、シーズン開始までにトレードが起こる可能性はあり、コンテンダー内で負傷が起これば特にそうなってくる。しかしながら、Oラインが抱える負傷の問題を踏まえれば、ベンガルズが有能なブロッカーを放出するようなチームとは言えないだろう。
現時点で最も起こりそうな結果としては、ベンガルズがウィリアムスを維持し、ウィリアムスは遺憾ながらもライトタックルに移行して、2023年のチームを支えていくというものが考えられる。
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