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カマーラと「同じようなことができる」と自信満々のセインツ新人RBミラー

2023年05月19日(金) 13:11

ニューオーリンズ・セインツのケンドレ・ミラーとアルビン・カマーラ【NFL】

ニューオーリンズ・セインツが2023年NFLドラフトの全体71位指名でテキサスクリスチャン大学(TCU)のランニングバック(RB)ケンドレ・ミラーを獲得したのは決して驚くべきことではなかった。しかし、セインツがミラーをどのように起用するかを聞いたら驚くかもしれない。

身長180cm、体重約97kgのミラーはホーンド・フロッグスでは主に第1ダウンと第2ダウンのランナーとして起用され、224回のキャリーで1,399ラッシュヤード、17回タッチダウンという記録を残してその役割を十分に果たした。選手を評価するほとんどの者が想定していたNFLでのミラーの役割もそれと同じものだった。

ところが、セインツの考えは違うようだ。ミラーは最近にチームの公式サイトで、大学ではレシーバーとしてあまり使われなかった(33試合で29回のキャッチ)ものの、NFLのキャリアでは430回のキャッチを記録しているRBアルビン・カマーラと同じようなレシーバーとして、セインツが求める役割をこなせると信じていると語った。

「(TCUでは)発揮することができなかったものだ」とミラーは述べている。「このチームのコーチは俺の練習にフットボールやテニスボールを投げるマシンを取り入れている。彼らは、君の才能を分かっていたからドラフトで指名して、君にキャッチ力があることは分かっている、という感じなんだ。自分の実力を世界中に見せつけることが俺にとっての大きな目標で、フィールドに出て戦う準備はできている」

「彼らの(カマーラの)使い方はちょっとユニークで、毎日動画を見る中で彼のプレーをたくさん目にする。パスゲームでの彼の起用の仕方はすごくクールだ。彼の代わりに出たら自分も同じようなことができる気がする」

セインツもミラーの考え方に賛同しているようだ。

ヘッドコーチ(HC)のデニス・アレンは、「私はこの選手が好きだし、彼のダウンヒルのランニングスタイルが好きだ」と話している。「彼は足が速く、コンタクトバランスもいい。そして、オープンフィールドでフリーになれば距離を取ることができるスピードも持ち合わせているから、彼の資質には好感が持てるものがたくさんある」

「とにかく、TCUではバックフィールドであまり起用されなかったようだが、私は彼のスキルセットを見込んでいる」

カマーラの代わりを務めたいのなら、ミラーは急がなければならないかもしれない。カマーラは2022年2月のプロボウルウイークエンド中に起きた事件に関して、暴行を共謀した罪および深刻な身体的危害をもたらす暴行に及んだ罪に問われており、3月にネバダ州クラーク郡の裁判所で無罪を主張している。

カマーラの裁判は7月31日(月)に予定されている。有罪が確定すれば、カマーラはNFLの個人行動規定に違反したこととなり、リーグから2023年シーズンの一部に対して出場停止処分を受ける可能性がある。

一方で、ミラーも厄介な問題を抱えている。ミラーはMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)の損傷により全米選手権でTCUが敗れたジョージア大学との試合に出場することができず、まだ復帰の許可が下りていない。ミラーは先週行われたセインツのルーキーミニキャンプにも参加できなかったが、出場許可が下りるまでコンディショニングドリルで運動量を増やしているという。

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