“手術不可能な”つま先のケガを抱えてプレーすることを楽観視するライオンズCラグナウ
2023年05月19日(金) 13:20デトロイト・ライオンズのセンター(C)フランク・ラグナウは昨シーズンのほとんどをつま先に痛みを抱えた状態でプレーしていた。また、それに対する外科的な治療法はどうやらないようだ。
ラグナウは『MLive.com』に今シーズンも辛抱強くプレーするつもりだと明かしている。回復に向けてゆっくりと物事を進めているラグナウは、(実験的ではない)手術の選択肢がないにもかかわらず、昨シーズンと同じレベルの痛みに耐えるのを避けられるはずだと楽観的に考えているようだ。
ラグナウは現地18日(木)に「良くなっている。俺たちは良い状態だ。賢く対処している。急がず、十分な休養をとるようにしている。それについて、昨シーズンは忘れるべきだ。あれはひどかった。だから今は賢く対処しようとしている」と語った。
左足に“健全な組織”がないことから、従来の処置が選択肢に入っていないのだと説明したラグナウは、次のように話している。
「手術ができないタイプのものだから、うまく切り抜けようとしている。でも、去年と同じような厳しさにならないことを祈っている。健全な組織が残っていないから、対処するには実験的な処置が必要になる。それはNFLのオフェンシブラインマン(OL)がやってみることではないさ」
ラグナウが“ターフトゥの最も深刻な状態”と表現しているケガは、左足の底側靱帯が複数回断裂したことに起因するものだ。最初の断裂は2021年シーズン第4週に発生し、手術が必要となったラグナウはそこでシーズンを終えた。
しかし、2022年シーズンの最初のシリーズで同じケガを悪化させたラグナウは、痛みを抱えながらプレーすることを選択。ほとんど練習に参加できず、プレー中も大きな痛みに苦しんでいたものの、ラグナウは昨シーズンに1試合しか欠場しなかった。その努力が報われ、プロボウルにまで選出されている。
ライオンズはラグナウの楽観的な見通しが当たることを望んでいる。彼は2023年に大きな一歩を踏み出す準備ができていると多くの人が感じているチームの、優秀なオフェンシブラインにおけるリーダーの1人だ。
レフトガード(LG)ジョナ・ジャクソンはラグナウについて「あいつはとんでもない戦士だ。うちのオフェンスの頼みの綱になっている。オフェンスとして、組織として、俺たちが体現しているすべてのものだ」とコメントしている。
【RA】