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スーパーボウルでの敗北から立ち直ろうとしているイーグルスについて語ったWRブラウン

2023年05月19日(金) 14:03

フィラデルフィア・イーグルスのA.J.ブラウン【AP Photo/Seth Wenig】

第57回スーパーボウルに敗れたフィラデルフィア・イーグルスは、オフシーズンワークに取り組もうとしているところであるにもかかわらず、それに対する不満について語ることを余儀なくされている。

イーグルスの選手の中には、新シーズンを迎えるにあたって、カンザスシティ・チーフスに38対35で敗れたことに対するいらだちを抱えたままだと話している者もいる。そうした中、スターワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは現地17日(水)に、参加必須のミニキャンプが行われる6月に向けて準備を進めている今こそ、気持ちを切り替えるタイミングだと主張した。

「個人的に、俺は振り返る時間を設けて失敗から学ぼうとしてきた――あの試合だけじゃなくて、1年を通してな」と語ったブラウンはこう続けている。「でも、あの試合に関しては、くよくよしても仕方ない。それが人生だ。すべてが思い通りにいくとは限らない。ある時点でマットから降りて仕事に戻らなきゃいけないんだ。今はまだチームがカリカリしている状態だと思っている。1日1日を大切にしないと。まだ早い段階だ。1つ1つ積み上げていくだけだ」

イーグルスは長い目で見て構築されているため、次のチャプターに切り替えるのは難しいことではないと考えているブラウンは、次のように話している。

「いや、それは難しいことじゃない。だってこれは俺たちの人生なんだから。俺たちが世界的なアスリートであるのには理由がある。逆境はあるものさ。あれはかなりでかかった。スーパーボウルだからな。でも、アスリートとして、俺たちは常に逆境に直面している。たとえ小さな逆境だったとしても、俺たちはそれに直面して対処しなきゃいけない。俺はそれを、人生はそういうもんだという視点で捉えている。もちろん、何かを強く望んでもいいけど、それが自分たちのチャンスじゃないなら、自分たちのチャンスじゃないというだけのこと。仕事に戻ろう。諦めちゃダメだ。次は自分たちの番かもしれない。一歩ずつ進んでいくんだ。シーズンはまだまだ先だし、将来のことを考えるんじゃなくて、目の前のことに着実に取り組んでいく」

2022年のドラフト当日に行われたトレードでイーグルスに移ったブラウンは、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツの進化を支える重要な歯車となった。昨季、ブラウンはターゲット145回でキャッチ88回、1,496ヤード、タッチダウン11回を記録。ブラウン、ハーツ、WRデボンタ・スミスの間で高まりつつある親和性によって、新攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・ジョンソンの指揮下で成長を続けるオフェンスは次の段階に進む可能性がある。

【RA】