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キャリア7年目を迎えるRBジョーンズは現在も“よどみない”とパッカーズRBコーチ

2023年05月22日(月) 13:38


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズ【AP Photo/Matt Ludtke】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがニューヨーク・ジェッツに移籍したことで、グリーンベイ・パッカーズのオフェンスでは新たなクオーターバックが指揮を執ることになった。パッカーズのOTA(チーム合同練習)が現地22日(月)から始まる中で、ジョーダン・ラブはチームの先発QBとして最初のフルシーズンを迎えることになっている。

ラブにはキャリア7年目を迎えるランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズという頼もしいベテランの存在がいる。パッカーズのRBコーチであるベン・サーマンスが最近、チームの練習セッションを見ていた際にジョーンズは注目すべき動きをしていたようだ。

元RBスティーブン・ジャクソンのキャリア終盤に彼と共に仕事をしたことのあるサーマンスは、当時のことを、キャリア7年目を迎えるジョーンズを観察することと比較して次のように話している。「私たちはドリルを通して彼らをフルスピードで走らせている。(スティーブン・ジャクソンは)“ちょっと待ってくれ、私はこのリーグにしばらくいるけど、同じ足を持っている若手のバックスを擁したことはない”という感じだった。だから、たまにはそれを少し意識するようにしなければならないが、彼はその影響を受けていない。彼は今も誰にも負けないくらい速く、激しい。単純に体力的な面では、少しそれを意識するようにしている。彼は7年目を迎えようとしているからね。でも、彼は本当によどみない。あのルームにいる誰よりも速く飛び回っている」

2022年シーズン、現在28歳のジョーンズは17試合に出場してキャリー213回で1,121ヤード、タッチダウンラン2回を記録。また、レシーブ59回で395ヤード、タッチダウンレシーブ5回と、デュアルスレットとして活躍し続けた。パッカーズのバックフィールドにはもう1人、A.J.ディロンという才能あるランニングバックがいる。ディロンはタックルをかわし、ショートヤードの場面で卓越した能力を発揮するという、ダイナミックさと強い力を兼ね備えている選手だ。そんなディロンとジョーンズはリーグでもトップクラスのRBコンビを形成している。

ラブに指揮を任せるパッカーズは調整をしなければならない。3年のキャリアを経てきたラブが正式に先発に指名されたのは、キャリア2年目にあたる2021年シーズンでの1試合だけだ。昨季は4試合に出場し、パス21回中14回を成功させて195ヤード、タッチダウン1回を記録している。

チームで7年目のシーズンを迎えようとしているジョーンズが安定した状態を保っていることから、パッカーズは初めてスターターとしてシーズンを迎えるラブにジョーンズとディロンが恩恵をもたらすことを熱望している。

【RA】