ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）はミネアポリスでの2023年春季ミーティングにおいて国際委員会の承認を受け、2023年に参加する新チームと新市場を決定し、グローバル・マーケット・プログラムの2年目の拡大を発表した。

これにより、昨年の10市場19チームから、2023年シーズンは14市場21チームがこのプログラムに参加することになる。

2022年1月に開始されたグローバル・マーケット・プログラムは、以前はインターナショナル・ホーム・マーケティング・エリア・プログラムと呼ばれていた。このプログラムは、NFLチームが米国を越えてNFLファンの成長を促進しながら、チームがグローバルにブランドを構築できるようにする重要かつ長期的な戦略的取り組みの一環として、マーケティング、ファンエンゲージメント、商品化のための国際市場へのアクセスを提供するものである。

2023シーズンの各国の概要は以下の通り。

フランス：ニューオーリンズ・セインツがフランスでの国際マーケティング権を獲得。セインツはグローバル・マーケット・プログラム初参加で、NFLチームとして初めてフランス市場を選択し、獲得した。

アイランド共和国および北アイルランド：ピッツバーグ・スティーラーズがアイランド共和国および北アイルランドにおける国際マーケティング権を獲得。これは、昨年取得したメキシコでの権利を補完するものとなる。また、ジャクソンビル・ジャガーズもアイルランド共和国での権利を獲得し、国際的な権利を初めて英国外に拡大することになった。

ドイツ：本プログラム初参加のアトランタ・ファルコンズはが、ドイツで国際マーケティング権を獲得した5番目のチームとなった。ドイツで権利を得ているチームのうち、カンザスシティ・チーフス、ニューイングランド・ペイトリオッツ、タンパベイ・バッカニアーズの3チームは、4月にドイツ国内だけでなく、オーストリア、スイスのDACH（ドイツ・オーストリア・スイス）地域にも進出する権利を獲得している。

NFLのチームは、毎年春に国際委員会に提案書を提出し、特定の国際市場に対する権利を申請することができる。チームはこのプログラムを通じて、少なくとも5年間の権利を獲得でき、この期間中は、その国際市場で、自国市場でできることとほぼ同等の活動を行うことができる。

【プログラム概要（2023年5月時点）

【AK】