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シーホークスWRメットカーフ、ドルフィンズWRヒルとスピード対決すると今年も豪語

2023年05月26日(金) 12:37

シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【AP Photo/Josie Lepe】

NFLのオフシーズンカレンダーはスピード争いの時期を迎えた。

毎年、春から夏にかけてスピード自慢の選手たちは直接対決することなく、誰が一番速いかを競い合うのが恒例となっている。

シアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフは『FS1』の“Undisputed(アンディスピューテッド”)に出演した際、過去にマイアミ・ドルフィンズのWRタイリーク・ヒルとのスピード争いが話題になったことについて聞かれ、この伝統行事を今年も受け継いでいる。

「こっち側の人間が彼の方と連絡を取り合っていたけど、合意には至らなかったんだ。俺は2年前から決着をつけようとしてきた」とメットカーフは現地24日(水)に述べている。

「合意しようとしてからもう2年も経つ。とにかくらちが明かないんだ。俺が陸上競技で走っているところは見ただろう。相手は30歳とかじゃなくて、現役の陸上選手だったんだぜ。だから、レースしようというなら、俺はいつだってトラックで待っている」

メットカーフの当て付けは、ヒルが3月に行われたアメリカ・トラック&フィールド(USATF)・マスターズ・インドア選手権の男子60mで優勝したことを指している。29歳のヒルは25歳から29歳の年齢層が参加したレースで圧勝した。

メットカーフは、ヒルが2022年7月に直接対決を提案してきたが、ハムストリングを負傷するなどのケガのリスクを考えると、シーズン開幕に近すぎるタイミングだと判断して断ったと話している。

ここからは、自信満々の2人が今後数カ月にわたって公の場で互いに相手を挑発し続けるのか、それとも実際に対決する場を設けるのかが注目される。もし直接対決が実現すれば、どちらのスピードスターが勝つのか、多くの人が関心を寄せることだろう。あるいは、両者のスピードが落ち、“NFL最速の選手”への新たな挑戦者が現れるまで周囲はしばらく彼らの熱い議論を聞かされ続けることになるかもしれない。

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