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元チームメイトのJ.J.ワットから多くを学んだとブロンコスDEアレン

2023年05月29日(月) 12:46


ザック・アレン【AP Photo/Darryl Webb】

4シーズンをアリゾナで送ったデンバー・ブロンコスの新ディフェンシブエンド(DE)ザック・アレンが、マイルハイ・シティで新章を開始している。

このオフシーズンにアレンは3年4,575万ドルの契約を結び、デンバーにやってきた。アレンは新しいチームでは期待がさらに高まることを自覚している。

『The Denver Gazette(デンバー・ガゼット)』のクリス・トマソンによれば、チーム合同練習に参加したアレンは「まったく新しい経験だったけど、かかわった全員にとってうまくいった」とコメントし「俺が証明するときだ」と続けたという。

2022年にこれまででベストシーズンを過ごしたブロンコスのセーフティ(S)ジャスティン・シモンズは、新ヘッドコーチ(HC)ジョーン・ペイトンや25歳のアレンと共に“仕事を始めることにエキサイト”していると話した。

アレンが昨シーズンに成功できた理由の一つが、先日引退した守備部門年間最優秀選手に3度選ばれたJ.J.ワットとの連携にあった。アレンは2019年ドラフトの3巡目でカーディナルスから指名を受けたものの、最初の2シーズンでは先発8試合にとどまっている。しかしながら、2021年にワットが加わったことで、アレンはベテランの傍らで著しい成長を見せてきた。アレンはフィールドの内外でワットから受けた影響をこう話している。

「彼のことは良いようにしか言えない。もちろん、彼から学ぶことができたし、それはとても幸運だった。去年は本当にいい機会だった。フィールド上でもフィールド外でも最高に気があったし、今でも知恵を借りている。今は新しい家の家具選びを手伝ってくれてるぜ。」

このオフシーズンにデンバーに移動してきた元カーディナルスのメンバーはアレンだけではない。カーディナルスの守備コーディネーターだったバンス・ジョセフが、同じ役職でショーン・ペイトンのスタッフに加わった。以前からの関係性があるからこそ、ジョセフとサイドラインで合流できると分かっていることで、アレンにとってブロンコスとの契約はより容易になったようだ。

「(それは)間違いなく大きな要素だった。バンスはNFLで最高のコーチの一人だと思っているし、彼と4年いられたのは本当に幸運だった。5年、6年、7年にするチャンスがあるなら、もちろんそうするだろう。だから、俺は彼のやることやコーチングスタイルを信じているし、今は本当に良い友人だ」とアレンはコメントした。

ブロンコスはアレンとジョセフの強力な関係性がトレーニングキャンプやそれ以降のシーズンまで発展していくことを願っているだろう。

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