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オフシーズン規程の違反でOTAを短縮されたところから“前進している”とペイトリオッツHCベリチック

2023年06月01日(木) 09:50

ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック【AP Photo/Michael Dwyer】

現地5月31日(水)、ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックはチームがオフシーズンルールの違反によりOTA(チーム合同練習)を2日間短縮されてから初めてメディアに対応している。

ベリチックHCは5月25日と5月30日の練習ができなくなったことの責任は自分にあるとした上で、それを過去のことにしたいと望んでいると明かした。

「すべての状況は過去のことだ。解決済みだし、私たちは前に進んでいる」とベリチックHCは報道陣に話している。

『ESPN』のマイク・ライスが先週に報じたところによると、ペイトリオッツがペナルティを受けたのは、コーチのスケジューリングによって選手たちが規定時間を超えて施設で過ごしたことが原因だったという。また、ベリチックHCには5万ドル(約696万円)の罰金も科せられたとライスはつけ加えている。

『Boston Sports Journal(ボストン・スポーツ・ジャーナル)』のグレッグ・ベダードはペイトリオッツのアシスタントであるジョー・ジャッジに非があったと報道。ジャッジは選手たちが規定時間にあたる4時間を超えてチーム施設に滞在することにつながったスペシャルチームのミーティングを行なったとされている。

水曜日にジャッジのチームにおける役割は何かと質問された際に、ジャッジの正式な肩書きを含め、詳細を明かさなかったベリチックHCは、次のように語った。

「彼は私が頼んだことを何でもやってくれる。その時々で変わるかもしれない。彼は多くのことに関わってくれるだろう」

ニューヨーク・ジャイアンツで2シーズンにわたってヘッドコーチを務めた後、ジャッジは2022年に攻撃コーディネーター(OC)兼クオーターバック(QB)コーチとしてペイトリオッツに戻ってきた。ペイトリオッツのオフェンスは2022年シーズンを通して苦戦し、得点で17位、総獲得ヤードで26位という結果となっている。ジャッジは2012年から2019年にかけてもペイトリオッツに所属しており、当時は主にスペシャルチームを担当していた。

ベリチックHCは長年自分のアシスタントを務めているジャッジについて「ジョーは素晴らしい。スマートだし経験も豊富だ。私たちが必要としていることを何でもやってくれるし、彼は多くのことができる。だから彼はそうするだろう」と述べている。

ペイトリオッツは6月12日(月)から始まる参加必須のミニキャンプまでに、水曜日を含めて6日間、自主参加のOTAを実施する予定だ。

【RA】