QBガロポロの状況に“不安はない”とレイダースHCマクダニエルズ
2023年06月02日(金) 11:57ラスベガス・レイダースが新たに迎え入れたクオーターバック(QB)の健康を本当に心配しているのだとしたら、ヘッドコーチ(HC)のジョシュ・マクダニエルズはこの件に関してポーカーフェイスを貫いていることになる。
QBジミー・ガロポロがチームとの契約後に足の手術を受けたという事実があり、その健康状態を考慮して最初の契約を見直す必要があったにもかかわらず、マクダニエルズHCはガロポロの状況を心配していないと明かしている。
現地1日(木)、マクダニエルズHCは報道陣に「不安はない」と述べた。「あなた方は心配しているかもしれないが、私はひとつも心配していない」
「どんなことにもタイムラインや日にちを決めるつもりはないが、すでに言ったように不安はない。かなり良い感じだ」
ガロポロの契約の補遺では、権利放棄条項の追加がなければ彼が契約時にチームの身体検査に合格することはなかったと認められている。ガロポロは現在、少なくともトレーニングキャンプまで練習に参加できないと見込まれているが、マクダニエルズHCはガロポロの復帰時期について具体的なタイムラインはないと繰り返した。
「これはフットボールだ。休みをとる選手は確実にいるものだ」とマクダニエルズHCは強調している。「(ランニングバック/RB)ジョシュ・ジェイコブスも去年、十分に取り組めていなかったが、(彼は)そこそこ良い1年を過ごした。そういうことを大げさに言いたいわけではない。人間関係、信頼、コミュニケーション、親密な関係、そういったものがすべて重要なのだ」
ガロポロの件に不安を覚えていない理由を聞かれたマクダニエルズHCは微笑みながら「私は自分でコントロールできないことについては心配しない。すでに言ったように、私たちはきっと大丈夫だと思えるようなとても良い情報を持っている。繰り返しになるが、それを変えるようなことは起きていない」と答えた。
レイダースはデレック・カーの放出に伴う今オフシーズンのQBルーム改革の目玉として、3月にガロポロと3年7,250万ドル(約100億6,858万円)の契約を締結。レイダースはNFLでの14シーズンで40試合に先発出場したことがあるQBブライアン・ホイヤーをバックアップ候補として迎え入れただけではなく、ドラフト4巡目でパデュー大学出身のQBエイダン・オコンネルも獲得した。ニューイングランド・ペイトリオッツ時代に広範囲にわたってホイヤーと共に仕事をしていたマクダニエルズHCは、ホイヤーのことを“真のプロ”と呼んでいる。
オフシーズンにおける、チーム作りにとって重要だと見られている時期に練習に参加できなくても、ガロポロはレイダースの施設を訪れている。
「OTAやそういったことの重要性を過大評価も過小評価もしたくない」と強調したマクダニエルズHCは次のように続けた。「1年の中でも重要な時期だ。だが、それに参加できない選手も多くいるし・・・リーグ全体で見ても参加していない選手はたくさんいるものだ。つまり、だからといって今年が(ガロポロにとって)悪いものになるとか、良くないものになるとか、そういうことではないのだ」
「だから、さっきも言ったように、それについての不安はない。彼がここにいることにワクワクしている。彼がここにいることに本当に興奮しているし、楽しみにしている」
【RA】