カーディナルスHCギャノンがWRホプキンスの放出は“チームにとってベストなこと”だったと説明
2023年06月02日(金) 12:04アリゾナ・カーディナルスは2023年NFLドラフトの前やその途中にワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスをトレードしなかった。そして、その数週間後にきっぱりと彼を放出している。
カーディナルスの新ヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンはこの決断に対するフランチャイズの考えを説明しようと試みた。
現地1日(木)、ギャノンHCは報道陣に「ああ、いろんな要素が重なって、今のメンバーでやるのがチームにとってベストなことだと考えたのだ」と述べている。
トレード相手が見つけられなかったことでホプキンスをカットしたカーディナルス。ホプキンスの放出が6月1日より前というタイミングだったことから、チームは2023年シーズンのサラリーキャップヒットを全額負担する一方で、2024年にデッドマネーが生じることを避けることができる。
ヘッドコーチとしての初年度であるにもかかわらず、ギャノンHCはホプキンスを維持するという方針が変更されたことに動揺していない。
「そうだね、私にとってはそれほど大きなことではない。私たちは彼がここにいるという前提で動いていたが、今は違う。つまり、私たちは前に進んでいるのだ」とギャノンHCは話している。
カーディナルスは昨季に出場した9試合でキャッチ64回、717ヤード、タッチダウン3回を記録したホプキンスの代わりを見つけなければならない。では、カーディナルスはどのようなレシーバーを擁しているのか。実力を証明済みの選手としてはベテランのマーキス・ブラウンやロンデール・ムーア、グレッグ・ドーチ、ザック・パスカルが挙げられる。また、2023年ドラフト3巡目指名を受けたマイケル・ウィルソンもケガさえしなければ有望だと言えよう。
ブラウン、ムーア、ドーチは昨シーズンにカーディナルスで合わせて36試合に出場し、キャッチ160回、1,590ヤード、タッチダウン6回をマーク。パスカルは2022年シーズンにフィラデルフィア・イーグルスで17試合に出場してキャッチ15回、150ヤード、タッチダウン1回を記録している。
「今のレシーバーたちにはとても満足している」と語ったギャノンHCは「私たちは努力して役割をつかみ取る者にその役割を与えるだろう」と続けた。
【RA】