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フォックスボロ再訪を楽しみにしているトム・ブレイディ

2023年06月02日(金) 12:52


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Elise Amendola】

もうカムバックはないと明言したTB12だが、2023年シーズン第1週にはフォックスボロに戻ってくる。ニューイングランド・ペイトリオッツは今季最初の試合で、伝説的な元クオーターバックの栄誉を称える予定だ。

チームオーナーのロバート・クラフトは5月に、ペイトリオッツがフィラデルフィア・イーグルスをホームに迎えるチームの開幕戦でブレイディの栄誉を称えることを発表。

現地1日(木)、『ESPN』に出演したブレイディは「RKK(クラフト)の思いやりだよ。シーズンが終わってから彼とは連絡をとってきた」と話している。

「僕たちはずっと素晴らしい関係を築いていた。フォックスボロに足を踏み入れたときから、僕はその機会を大切にしてきたし、いつでもあの組織の一人だという感覚を持ってきた。フットボールの旅は僕を3年間、タンパへと導き、それは本当に素晴らしかった。それが終わったとき、個人的なレベルでRKKと再びつながる機会があった」

「彼はこれがファンにとって本当に楽しめるものになると考えている。もちろん、そこに戻ってファンに会いたい。チームメイトたちにもね。一度戻ったときは、対戦相手のユニフォームを来ていた。それだと、歓迎具合はちょっと変わってくる。みんなとても礼儀正しいし、素晴らしい経験だったけどね。違った気持ちで、競争心がない状態で戻れるし、僕はいつでもペイトリオッツを応援してきた。素晴らしい組織だよ。まだたくさんの友人がいる。子どもたちはボストンで生まれた。たくさんの信じられない思い出があるし、今回のことはあの組織からの素晴らしい心遣いだ」

ニューイングランドを20年にわたって統率したブレイディは、チームを6度のスーパーボウル優勝と17回の地区タイトルに導いた。

引退した今、名高い闘争心にどう折り合いをつけるかを木曜日に『Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』で尋ねられたブレイディはこう答えている。

「他にもそれを発揮できるような競争の方法はあると思う。他の部分でも競争できるさ。フットボールフィールドでフットボールを投げることに限らなくたっていい。今でもできるけどね。ものすごいコミットメントが必要になるから、どこかの組織に所属して競争としてはやらない。そういうコミットメントは簡単にやることじゃない。気軽にやったことは一度もないと思う。すべてに100%を注ぐことなんだ。今でも、自分のやることすべてに100%をつぎ込もうと思っている。これまでとは少し違った形や方向性が必要になるし、僕が貢献しようとしている他の分野はみんなにも分かるだろう。どこか違う場所の違う組織の一員になって、彼らが成功するのを助けられると思う。それが、僕の未来像の大部分を占めている」

【RA】