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LBハンターのトレードに関する問い合わせを受けるバイキングス

2023年06月08日(木) 10:13


ミネソタ・バイキングスのダニエル・ハンター【AP Photo/Gerald Herbert】

先月、ディフェンシブエンド(DE)ザダリアス・スミスをクリーブランド・ブラウンズにトレードしたミネソタ・バイキングスは、また新たな動きを起こすかもしれない。

バイキングスがラインバッカー(LB)ダニエル・ハンターのトレードに関する問い合わせを受けていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(水)に『NFL+』の“Inside Minicamps(インサイド・ミニキャンプ)”で報じた。

スミスをブラウンズにトレードしたことが、意図せずしてバイキングスがビジネスに積極的であると他チームに知らしめることになり、ハンターについて問い合わせるチームが出てきたのかもしれない。

2020年には首を負傷してシーズン終了を意味する手術を受け、2021年には胸筋を断裂したハンターだが、復帰を果たした2022年シーズンには11.5回のサックを記録し、3度目のプロボウル選出を果たすなど、存在感を示した。NFLでの7シーズンをすべてバイキングスで過ごしてきたハンターは、通算でサック72回、タックル380回、フォースドファンブル7回をマークしている。

ハンターはまだ28歳だが、現行契約の最終年を迎えている中で、チームの長期的な計画には入れられていない可能性がある。その理由の1つとしては、バイキングスがクオーターバック(QB)カーク・カズンズを含め、ロースターを再編成する可能性があるということが挙げられる。たとえロースターにいなかったとしても、カズンズは2024年にキャップスペースのうち2,850万ドル(約39億8,775万円)を占める予定だ。

単純に、バイキングスには全員を確保しておくのに十分な資金がないのかもしれない。バイキングスがハンターの価値があるうちに最大限のリターンを得たいと考えているならば、この夏がそのチャンスだ。ハンターがどこへ向かうのかはまだ分からないが、バイキングスがスミスをトレードしたことを踏まえると、ハンターがフランチャイズの長期的な経済的利益のためにトレードで他チームへ移る可能性はあると言えよう。

【RA】