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バイキングスがRBダルヴィン・クックをリリースへ

2023年06月09日(金) 00:30


ダルヴィン・クック【AP Photo/Charlie Neibergall】

ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックのミネソタ時代が終わる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に現地8日(木)に報じたところによれば、バイキングスと4度のプロボウラーであるクックが袂を分かつことになるという。

バイキングスによる正式なリリースは金曜日になる見込みだとペリセロはつけ加えており、最後にトレードの可能性が残されている状態だ。バイキングス首脳陣が数カ月にわたってクックとその契約をよそのチームに引き渡せなかったことを考えれば、現段階でトレードが成立するとは思えないが、奇妙なことが起こることも多々ある。

クックの2023年のベースサラリーが1,040万ドル(約14億4,490万円)になることが、リリースの誘因となっていた。クックは200万ドル(約2億7,785万円)を保証されており、これは新チームとの契約時に相殺されることになる。6月1日以降にクックをカットすることで、バイキングスは今季のサラリーキャップ上で900万ドル(約12億5,033万円)を節約し、500万ドル(約6億9,463万円)のデッドマネーを抱える形だ。

クックは今でもダイナミックなプレーヤーであり、4年連続で1,100ラッシングヤードを超え、4年連続でプロボウルに選ばれたところだ。クックはミネソタでのキャリアを、チーム歴代3位の6年5,993ヤードという記録で締めくくる。

リリースの原因は才能ではなく、財政的な部分にあった。

クックは前政権の元で5年6,300万ドルの契約を締結。しかし、新ジェネラルマネジャー(GM)のクウェシ・アドフォ・メンサはより分析的なアプローチをとっており、ランニングバックに高額を費やさないこともその指針の1つだった。クックにペイカットやその他のコスト削減の手法を受け入れる姿勢がなかったことが、今回の離別につながった。

クックのリリースまでに、バイキングスはエッジラッシャーのザダリアス・スミスを先月にクリーブランド・ブラウンズに送っており、ダニエル・ハンターについての問い合わせも受けている。

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