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減給を拒否しているタイタンズSバイアードがミニキャンプに参加

2023年06月09日(金) 11:59


テネシー・タイタンズのケビン・バイアード【NFL】

今オフシーズンに自主参加のワークアウトを欠席していたテネシー・タイタンズのセーフティ(S)ケビン・バイアードが今週、チームメイトと共に参加必須のミニキャンプに参加し、罰金を免れた。

タイタンズがオフシーズンに減給を要求したことにより、オールプロに2度選出された経歴を持つバイアードのチームでの将来には疑問が生じている。

減給を拒否した一方でリリースを求めていないバイアードは現地8日(木)、世間の声はあまり気にしていないと語った。

「自分が感じていることとか感情とか、そういうことには触れたくない。俺が減給を要求される最初の選手でもなければ最後の選手にもならないことは保証する」とコメントしたバイアードは次のように続けている。

「そういうことについては代理人や組織に任せている。だけど、ここに来てリーダーとして振る舞い、プレーをしたり、コミュニケーションをとったりしながらいつも通りの自分でいることが、自分自身にとってすごく大切なことだと感じた。俺はいつもそうありたいと思っているし、それが自分にとってすごく重要だと思ったんだ」

ディフェンスにはすでに慣れているため、自主参加のOTA(チーム合同練習)を欠席したことに不安はないとバイアードは強調している。また、オフシーズン中にスキームに追加されたことについては、コーチと連絡を取り合っていたという。

他のベテラン選手と同様に、バイアードには今週のミニキャンプを欠席することによって罰金を科せられるつもりはなかったようだ。参加必須のワークアウトでチームに合流することは決まっていたと明かしたバイアードは次のように話している。

「俺がここでミニキャンプに参加しないというのは、コーチ陣もこっち側もまったく考えていないことだった。自分がここに来て、これまでと変わらない選手、これからも変わらないリーダーになることは確信していた」

バイアードの契約は残り2年で、各シーズンの基本給は1,360万ドル(約18億9,263万円)となっており、保証金は残っていない。バイアードは2023年のサラリーキャップで1,962万ドル(約27億3,040万円)を占める予定だ。

【RA】