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競争力があるビルズへの加入に興奮するRBマレー、「唯一の目標はここでチャンピオンシップをかけて戦うこと」

2023年06月12日(月) 13:39

ラタビアス・マレー【AP Photo/Jack Dempsey】

9年間にわたるNFLキャリアで5つのチームに所属してきたランニングバック(RB)ラタビアス・マレーは、ついに地元のチームであるバッファロー・ビルズでプレーすることになった。マレーは先週、唯一の目標は2023年にフランチャイズ初のスーパーボウル制覇を目指しているビルズの一翼を担うことだと明かしている。

『The Buffalo News(バッファロー・ニュース)』によると、マレーは現地9日(金)に「唯一の目標はここでチャンピオンシップをかけて戦い、それを実現するために全力を尽くすことだ」とコメントしたという。

ビルズはほとんどのアナリストからスーパーボウルの優勝候補だと予想されていた中で2022年シーズンを迎えたが、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットの下で、4年連続でプレーオフでの敗退を喫している。

6年間で5回のポストシーズン進出を果たしていることから、彼らが近年におけるトップチームの1つであると言うことはできるが、ビルズの選手たちは現状を打破して、これまでフランチャイズが達成していないマイルストーンであるスーパーボウル制覇を成し遂げることへの意欲を公言している。

ビルズは2023年シーズンも、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区での優勝争いやプレーオフ進出が期待されている。スーパーボウルを狙えるチームに加入するチャンスこそがビルズと契約した“一番の”理由だと言うマレーは、次のように語った。

「チームは毎年そうしてきて、長いシーズンを過ごしてきたと思う。シーズン後半に最高のプレーをしたいと思うものだろ。俺たちがそういうメンタリティを持っているのは分かっているし、それがこの年にやりたいと思っていることだ」

マレーは複数の新戦力が加わったビルズのランニングバックユニットで、重要な役割を担うことを期待するはずだ。ビルズが頼りにしていたRBデビン・シングルテリーがオフシーズンにヒューストン・テキサンズに移籍したため、チームに戻ってくる選手で昨季に100ランヤード以上を記録した選手は、RBジェームス・クック(507ヤード)とクオーターバック(QB)ジョシュ・アレン(762ヤード)のみとなっている。

昨シーズンの途中にニューオーリンズ・セインツの練習生だったところからデンバー・ブロンコスと契約したマレーは、12試合に出場して703ランヤード、タッチダウン5回を記録。全16試合に先発出場した2015年シーズンには1,000ランヤードの大台に乗ったこともある。そして、5月にビルズと1年契約を締結したマレーは、自分が育った州の強豪チームでプレーできる機会に興奮しているようだ。

バッファロー・ニュースによれば、マレーは「この素晴らしい組織、素晴らしいファンベースの一部であることが幸せだ。ニューヨークに戻って来られてうれしい。もう一度言う。それは俺にとって大きな意味を持つ。子どもの頃、俺はすぐ近くで育ったんだ」と話したという。

クックの他にも、今オフシーズンにビルズと契約を結んだナイヒーム・ハインズやデイミアン・ハリスとスナップを競うことになるマレーは、このグループがすでに互いを高め合っている様子を見て、チームが初めてロンバルディトロフィーを手に入れる可能性により一層前向きな気持ちを抱いていると話している。

「俺たちは素晴らしいランニングバックのグループを擁している」と語ったマレーは「全体的に見ても俺たちのロッカールームは素晴らしい。みんなと知り合えて本当に良かった。俺たちはどんどん良くなっているし、ワークアウトやトレーニングをして、フィールドにも出ている。成長し、学び、改善し続けること。それが目標だ」と続けた。

【RA】