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【2016年第8週】ベアーズがホームで強敵バイキングスを下して今季2勝目

2016年11月01日(火) 14:02


シカゴ・ベアーズのジェイ・カトラー【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

現地31日(月)、第7週に今季初黒星を喫したばかりのミネソタ・バイキングスが敵地でシカゴ・ベアーズと対決。試合はベアーズ守備陣が相手クオーターバック(QB)サム・ブラッドフォードを5度サックするなど、バイキングスに得点のチャンスを与えず、ケガから復帰したQBジェイ・カトラーの活躍などでベアーズが20対10でバイキングスを下している。

ベアーズは試合最初のオフェンスドライブで、ランニングバック(RB)ジョーダン・ハワードの69ヤードランで一気に敵陣へと攻め込み、フィールドゴールを成功させて先制。それ以降は両チームともオフェンスのリズムをつかむことができないまま第1クオーターは終了。

親指のケガから復帰したエースQBカトラーが思うように調子を上げられない中で、ハワードがカトラーからの34ヤードパスをつないで敵陣14ヤードの地点に進むと、再びフィールドゴールを成功させてリードを広げた。ベアーズ守備陣も奮闘し、ブラッドフォードをサックしてバイキングスからボールを奪い返す。これで勢いに乗ったベアーズはカトラーのパスからタイトエンド(TE)ザック・ミラーへの21ヤードパスでエンドゾーン付近まで前進すると、最後はこの試合好調のRBハワードがエンドゾーンまで持ち込んでタッチダウンし、ベアーズが追加点を決める。対するバイキングスも、第2クオーター終了前には、敵陣2ヤード地点まで攻め込んだものの、サードダウン残り2ヤードでブラッドフォードがサックされ、タッチダウンのチャンスを逃してしまう。フィールドゴールを決めたバイキングが13対3とベアーズにリードを許して前半は終了している。

後半に入ってもベアーズの勢いは止まらず、カトラーからWRオルション・ジェフリーへの34ヤードパスで敵陣に進むと、ドライブの最後でもジェフリーへの11ヤードパスでタッチダウンして点差を広げる。バイキングス攻撃陣はその後もベアーズ守備陣を相手に苦戦し、得点することができない。

第4クオーター中盤にようやくブラッドフォードからWRステフォン・ディグスへの25ヤードパスでようやくこの試合初タッチダウンを決めて反撃に出るも、ホワードの強力なランを止めることがでず、時間だけが過ぎていき、そのままベアーズが逃げ切る形で試合終了となった。

5週間のブランクを経て復帰したベアーズQBカトラーはパス31回中20回成功、252ヤード、1タッチダウン。新人RBのホワードはキャリー26回中、153ヤード、1タッチダウンを走る大活躍でチームの勝利を導いた。ディフェンシブエンド(DE)アキーム・ヒックスはこの試合2度サックを記録している。

対するバイキングスQBブラッドフォードはパス37回中23回成功、228ヤード、1タッチダウンをマーク。バイキングスはチーム全体として課題の残る試合内容となった。