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ベアーズDTジョーンズ、パッカーズファンの「半分はフットボールを分かっていない」と発言

2023年06月15日(木) 11:24

シカゴ・ベアーズのジャスティン・ジョーンズ【NFL】

シカゴ・ベアーズのディフェンシブタックル(DT)ジャスティン・ジョーンズがスズメバチの巣を突いたも同然の発言をしている。

現地13日(火)、ジョーンズはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがニューヨーク・ジェッツに移籍したいま、グリーンベイ・パッカーズと対戦することについて聞かれた。ロサンゼルス・チャージャーズでの4年間を経て2022年にベアーズに入団したジョーンズは、その質問に対してためらいなく答えている。

「正直なところ、彼にはもう一年パッカーズでプレーしてほしかった」とジョーンズは記者たちに話し始め、次のように続けている。

「相手のホームに行ってそれなりの試合はできたけど、逃げ切られ、最後は向こうが勝った。でも、あのチームのファンはいけてない。だから、もう一度彼らの本拠地で戦って倒したいと思っていた。それを彼の目の前で見せつけてやりたかった。まあ、もうチームにいないというのも悪くない。むしろ彼にとってはいない方がいいだろう。いずれにしても、俺は勝つ準備はできている。これからベアーズファンにとっていい時代がやってくるさ。うそをつくつもりはない」

過去15年間、ロジャース率いるパッカーズにとってベアーズはたやすい相手だった。4度のMVPを誇るロジャースはベアーズとの対戦成績で24勝5敗を記録し、先発29試合でタッチダウン64回、インターセプト10回、パッサーレーティング109.0をマークしている。ロジャースはことごとくベアーズを叩き潰し、2021年には試合を決したタッチダウンを決めたあと、ベアーズファンに向かって「俺の勝ちだ」と発言したのは有名な話だ。ベアーズは2018年以来パッカーズに勝っておらず、グリーンベイで勝利を挙げたのは2015年が最後となる。

ロジャースがいなくなってジョーダン・ラブが後を継いだいま、ベアーズにはこれまでの筋書きをひっくり返すチャンスがある

パッカーズファンのどこがわずらわしいのかについて、ジョーンズは個人的な見解を求められ、こう答えている。

「とにかく不愉快なんだ。どうでもいいようなことをわめき散らすところとか。まだプレーも始まっていないのに、“イエーイ、グリーンベイ、行け!”とか叫んでいて、意味が分からない。まだ試合も始まってないんだぜ? 何を言っているんだって感じだ。彼らの半分くらいはフットボールを分かっていない。俺からしてみたら異様だ。とにかく、俺は彼らのホームに行ってプレーする準備はできている。向こうのフィールドで彼らを打ちのめして、ブーイングを聞きたい。それが楽しみで仕方ない」

ジョーンズがここで訴えたかったのが、パッカーズファンはどんなときでも「ゴー・チーム!」と叫ぶから不愉快だということなら、ジョーンズは他の30チームのファンベースも憎んでいるはずで、ファンというものをまったく理解していないと言える。

ベアーズは開幕戦でラブのパッカーズをソルジャー・フィールドで迎え撃ち、シーズン第18週までランボー・フィールドに乗り込むことはない。その週にジョーンズは凍てつくツンドラ気候のなか、きっとパッカーズファンから生温かい歓迎を受けるだろう。

【R】