“車輪が外れるまで”現役を続けるつもりのチーフスTEケルシー
2023年06月15日(木) 13:11カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは近いうちに引退することを計画していないが、33歳という年齢から、引退に関する話題は毎年出てくるようになるだろう。
キャリア11シーズン目を迎えようとしているケルシーは、現地13日(火)に参加必須のミニキャンプの会場で、いつまで現役を続けるつもりなのかという質問を受けた。
『Arrowhead Pride(アローヘッド・プライド)』のピート・スウィーニーによると、ケルシーは「車輪が外れるまでさ」と話したという。「このゲームを愛しているんだ。プレーするのをやめたら、恋しくなるっていうことは分かっている。君の言いたいことは分かるし、これからの人生で決断を下さなきゃいけなくなるビジネス上の決断でもあるんだけど、今はフットボールの試合に勝つことを求めてこの建物にいる」
10月に34歳になるケルシーは、NFL屈指のタイトエンドであり続けている。そのケルシーは7年連続の1,000ヤード超え、8年連続のプロボウル選出を果たしたところだ。昨シーズンはTEポジションで最多の1,338レシーブヤードをマーク。同じポジションで次に多くのヤードを稼いだ選手よりも424ヤード多かった。
オールプロにも4回選出されてきたケルシーは、フィールド外の活動とシーズンに向けての準備とのバランスをうまくとっていると語った。
「俺はただゲームが大好きなんだ。そのおかげで、若々しい、楽しいこと好きのフットボールプレーヤーでいられるんだと思う。33歳とか34歳という年齢で、試合に出ることを生業にしていて、それを失いたくないと思っている。子どもの頃に抱いたゲームへの興奮を失いたくない。俺は毎日、世界で最高のチーム、選手、コーチと一緒にいる。つまり、ここに来て楽しめば、それが簡単にできる」
ケルシーはタイトエンドが記録したレシーブヤードにおいて歴代4位の成績を収めている。このランキングで歴代1位の、殿堂入りしたトニー・ゴンザレスの記録まではあと4,783ヤードだ。すぐに“車輪が外れる”ことがなければ、それはケルシーの手の届くところにある数字だと言えよう。
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