2023年シーズンに向けてパッカーズのオフェンスに“限界はない”とQBラブ
2023年06月19日(月) 13:42初めて1番手のクオーターバック(QB)として参加必須のミニキャンプを終えたグリーンベイ・パッカーズのジョーダン・ラブは、2023年にプレーブックの指揮を執る準備ができているようだ。
QBアーロン・ロジャースがニューヨーク・ジェッツに移籍したことで、ラブはレギュラーシーズンゲームで一度しか先発を務めたことがない状態で2023年シーズンを迎えようとしている。先週、ラブはミニキャンプのセッションがシーズンに向けて自分とチームのためになったと考えていると報道陣に明かした。
『Wisconsin State Journal(ウィスコンシン・ステート・ジャーナル)』によると、ラブは「素晴らしいチームができたと思う」と語り、こう続けたという。「うちには若くて良いオフェンスがある。これからも積み重ね、一緒に築き上げていくにはやることがたくさんある。それから、俺たちは本当に優れたディフェンスも擁していると思う。全員が健康な状態で戻ってきたら、俺たちは本当に良い感じになるだろう」
「オフェンスにはプレーメーカーがそろっていると思う。レシーバーにも、タイトエンドにも、ランニングバックにも、すべて武器がそろっていると思うし、プレーを生み出せる選手もいる。全員が取りかかって、オフェンスに慣れて、プレーごとに必要な状態になることができたら、俺たちに限界はなくなると思う」
2020年ドラフト全体26位指名を受けたラブは、これまでに1試合しか先発を務めたことがない。ラブが先発したのは2021年のカンザスシティ・チーフス戦であり、そこで彼はパス34回中19回成功、190ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録している。
パッカーズで4年間ヘッドコーチ(HC)を務めてきたマット・ラフルアーは、ラブがバックアップからスターターへと成長を遂げるにはまずプレーブックに慣れる必要があるということを理解している。
「彼はほとんど毎日のように成長を見せている」と述べたラフルアーHCは「だが、イニシアチブを発揮し、プレーブックに忠実に動くことは重要になるし、彼に課せられた責務にもなる」と続けた。
ラブはラフルアーHCがミニキャンプの練習中に自分の進歩について話した内容に同調している。しかし、フィルムスタディと“小さな”ことに取り組むことが自分のパフォーマンスを次のレベルに引き上げられるのにつながるのだと理解しているラブはこう語った。
「良い感じだった。多くの進歩を遂げた。俺はいつも映像で見た小さなことに取り組みながら、自分のゲームに向き合っている。投げ損ねたのかもしれないし、ポケットで動くときに足が定まらなかったかもしれない。そういう小さなことを見つけようとしている。俺はただこれまでの進歩を続けていくだけ。それを続けていくだけだ」
ラブの成長における次のステージは、7月26日(水)から組まれているパッカーズのトレーニングキャンプから始まる。
【RA】